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投稿者:この物語はフィクションです
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投稿日:2025年07月19日 (土) 08時24分
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第二章:20年前の惨劇
2005年9月、多摩川沿いの一軒家で、家族4人が惨殺された。
父・母・10歳の娘・7歳の息子。犯人は一家を順に殺害した後、窓から立ち去ったとされる。
当時、捜査にあたっていたのが警視庁捜査一課の若手刑事、海中亮平だった。
現場に残された物的証拠はほぼ皆無。ナイフも指紋もない。ただ一枚の手紙が、テーブルの上に置かれていた。
「裁きは、ここから始まる。次は、あなたの番だ」
恐怖をあおるような“予告文”。だが目撃者もなく、手がかりも得られず、捜査は難航。
そして15年後の2020年、時効が成立した。
海中は、事件を機に刑事を辞め、今は民間の調査会社に勤めている。
その胸には、いまだ消えぬ悔しさと、忘れられぬ記憶が残っていた。
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