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投稿者:この作品はフィクションです
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投稿日:2025年07月21日 (月) 09時34分
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第五章:暴かれる過去
海中は宮上の素性を洗い直した。
そして判明したのは、彼が「宮上直弘」ではなく、かつて週刊誌記者だった影内雅光という男であること。
彼は、未解決事件を追う記者として「多摩川一家殺害事件」を何度も取材していた。
海中は驚きと怒りを覚えた。
(つまり……こいつは、“犯人のように見せかけたジャーナリスト”なのか?)
だが、話はそれでは終わらなかった。
影内のかつての同僚──筍田良人。
彼は事件の数年前から被害者家族・中川家に頻繁に出入りしていた。
さらに、事件当夜、家の近くで目撃された“不審者”の特徴が、筍田と一致していた。
そして、現場に残された“第二のメモ”の筆跡は、筍田が使っていたノートと一致したのである。 |
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