http://sasaki-yukio.com/column.html

LOGは昭和男子の秘密基地みたいなお店です。雑然としてるとこに
独特の居心地の良さがあります。

LOGのある界隈はポツンポツンといろんな店があって、
幸男さんが書かれたほかに、昔ながらの炭を売る「炭屋」さんもあり、
あれが一角に凝縮してればカオス具合がはっきりするのだろうけど、
そう感じさせないところが昔からある街の懐の深さを感じます。

LOGがビルの地下でわかりづらいのはたしかですが、
たとえそうでなくても、１回しっかり迷うのは、
もはや目黒さんのお家芸？かも（笑）。

幸男さんと稲村さんが歌われる「花咲く曲がり角」は実体験がベースにあるので、
郷愁というか、青春を振り返りつつ、よし、もうひと花という気合いがほのぼの感じられるのに対し、
長津さんのボーカルは鬼気迫るというか、幸男さんが言われるように殺気というか
人に言えない人生の怨嗟が聴こえてくるようでした。
長津さん本人は至って穏やかな自称「人見知り」な方なのですが。
そんな長津さんと幸男さんとのデュオは聴きごたえがありました。

もうすぐ次のライブ。５月２５日のSPACE ART STUDIO。
今度はサポート付き。どんな曲が聴けるか楽しみです。

ライブの練習をされつつ、次々といろんなプランを練ったり温めたり
脳細胞フル稼働されているご様子で、同世代のリタイヤおじ様たちと
一味も二味も違う若い感覚や雰囲気は、ここらへんに秘密があるのかもしれません。

若かりし頃「幸男、老けてるなあ〜」と周囲から言われていた立場が
いまやクルリっとひっくり返った気がします〜！
声を大にして言います。「幸男さん、若い！」