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投稿詩掲示板


ここはあくまで個人サイトにある、
言葉を残すためのちっぽけな場所です。
そのためわざと最低限の機能しかつけておりません。
レスもつけたいときにつけていきます。
足枷が無く純粋に言葉のみのやりとりが出来ることを願っています。

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名前
題名
言葉
記憶





■ 想い出話

2003年03月25日 (火) 16時40分


信じることを 恐れなかった日々
終わらないと 永遠さえある
そう 思っていた あの頃は

今 よりずっと 輝いていたよね
今の私の欲するものが
昔の私が全て持ってる気がした

輝く記憶 綺麗な想い出
『嘘』なんて必要なかった

戻りたい そう思ってしまうのは
私だけでしょうか

249番 せりな ▼返信





■ たんぽぽ

2003年03月21日 (金) 19時22分


芽生え
バターのひかり 溶けて
わきいづる
地のうえ 草のうえ
地割れを留める
きれいなカフスボタン
バターのひかり 映える
ふっくらした手が
のびる
ぽきん
折る
だめよ公共の場所でお花をとっては
みしらぬひとに
そっといわれる
ちいさい影
ぽつん
たんぽぽ
くさ
それとも
はな
電柱のとなり
たんぽぽ
春を見守る
おとなしいあかるさ
たんぽぽ
くちずさみたくなる
ふくらみのある花のなまえ
おいで
おいで
アスファルトに舞い下りた
バターのひかり
したたりおち
花になった


248番 星粒 ▼返信





■ 月

2003年02月15日 (土) 18時20分


白く
高く
冴えた


振り仰げば
冴え冴えと
キーンと
鋼を弾いたような
張りつめた音のような
凍りつく寸前の
水の温度のような

その白い円は
いつでも懐かしさを呼び覚ます
誰も起きていない
その時間の
冴え渡る距離が

遠く高く遙か彼方の

月だけになら涙を見せてもいい

246番 梨野 ▼返信


2003年03月02日 (日) 06時43分


月はひともゆめも刻も

幻想すら飲み込む


夜の中で息をする月は

街の中でそだちゆく

247番 茉姫(管理人) ▲






■ ABSOLUTE

2003年02月02日 (日) 22時43分



もう一度君の名前を呼んだ

舞い上がる羽

何処にもいないよ


その腕が欲しくて 泣いたんだ

その声が欲しくて 泣いたんだ

嗚呼 けれど 

水鳥は暖かい場所へ行ってしまった




私は

もっと優しい人になれたらよかったのに


245番 戒 ▼返信





■ 水晶を眺めて

2003年01月15日 (水) 17時36分


引きこまれるような空間
ただ一つの小さな石にそれを思う
透き通った石は
僕の心など無視するかのように
輝いていて・・・

ある日僕は石にこんな事を言った
「いつの日も変わらぬ光を放ち続けて
 ・・・すごいね」
石は僕にこう答えた
「これが,僕の存在を誇示できるものだか  ら」

244番 REN ▼返信





■ 忘我ヴィルス

2003年01月12日 (日) 17時46分



連打してんの、知らぬ言語
我を忘れた首は四方八方千切れとぶ
電子になって空間いっぱい散らばって
さっさと入ってって、内耳の曼荼羅へ


とぐろは解かれてゆく過程が美しいじゃないか
ホルマリンよりアルコールに溶けたいじゃないか
スクリーンよ、幻滅よりは幻覚を下さらんか
走馬灯などいらぬ、常に最新シネマを下さらんか


苦しい欲しい、もっと光が音が激しい記憶喪失が、
高笑いの頂点でそのまま止まって
宣告は、そう、その後にして


「残像
 抜け殻
 標本みたいな、沈黙」
 


2002.1.12.

242番 A 道化 ▼返信





2003年01月08日 (水) 01時59分


曖昧な態度 曖昧な言葉
不確定な未来に怯えるボク
今日もキミからの呪文を待っている
その一言が、ボクの明日を作るから

241番 奏 ▼返信





■ 冬

2003年01月05日 (日) 21時37分


包み込む熱は 

周囲を遮断して私を護ってくれる

幽かに聞こえる音は

何にも無いわけじゃないと証明してくれてる

私が寂しくならないように

傷つかないように


空を舞う白い桜は

手元で溶けてなくなってく

心地よい風は擦り抜けて

一体何処を目指すのだろう?

240番 蒼井氷 ▼返信





■ 青の風景

2003年01月04日 (土) 17時26分





傷が癒えたあなた心は滑らかに
窓枠のささくれも
カーテンの乾きも
つるりとすり抜けた


探し物は何だっけ?
ガラスが、溶ける、音
凝らし過ぎた目から
純粋がこぼれてゆく


青が
熱を捨てながら
呆けていくので


頬杖から頬が落ちたら
耳の中で
アルコールの宇宙が滴り始めたら
ねえ、私を散らかしてあげる


散らかり方が足りない床へ
そこに
かつての空き缶くらいは
期待しながら


それでもいつか
床下に青が沈んだら
そのときには
青のことは忘れているだろう






2003.1.1.

239番 A 道化 ▼返信





■ 不感症な言葉

2003年01月02日 (木) 02時16分


アナタがアタシに植え付けた嘘のつき方
言葉は増幅する
量産され、価値が薄れてゆく

笑顔が扉を閉める
開けかけた扉に鎖巻きつけて
幾つもの錠がかけられる

笑顔が…涙が…
感情によって演出されたのか
慣れや計算で
作り出されたのか解らなくなってる

アナタがアタシに仕込んだ嘘のつき方
言葉は加速する
類似して、見分けがつかなってゆく

238番 音 ▼返信




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