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■ 夢
柔らかい月の光は 夜風に乗って僕等に届く静かな 眠りを装いながらゆっくりと 曖昧になって。あの日 丁度こんな夜にそっと紡いだ 夢物語を今宵もこんな夜だからそっと 空にうたうよ例えばシャボン玉のように儚く消えてしまえればこんなにも汚い街に染まらずに いられたかもしれない例えば僕に 大きな純白の翼あれば迷いなんて振り切って何処までも 翔んでいけるのに終りなき夢の果てにあのころ紡いだ夢物語をそっと預けて旅にでよう