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■ 青の風景
傷が癒えたあなた心は滑らかに窓枠のささくれもカーテンの乾きもつるりとすり抜けた探し物は何だっけ?ガラスが、溶ける、音凝らし過ぎた目から純粋がこぼれてゆく青が熱を捨てながら呆けていくので頬杖から頬が落ちたら耳の中でアルコールの宇宙が滴り始めたらねえ、私を散らかしてあげる散らかり方が足りない床へそこにかつての空き缶くらいは期待しながらそれでもいつか床下に青が沈んだらそのときには青のことは忘れているだろう2003.1.1.