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限られたものの中で光は輝きを増すその光は淡く四方に分散され高く空へ舞い上がる掌の水がサラサラと手から溢れてどこへ流れ行くのかどこへ行くのか不確かなものが不確かな時を刻んでいく確かなのはこの空の青さ掌の砂がサラサラと風に流されてどこへ辿り着くのかどこへ行くのか
白い白い地で白い白い時を手に持つ。掌から零れる砂はいつしか水に口に流せば甘い眩暈に包まれる