良く食うナァ。

飯を「おかわり」している近藤さんが、あっちを向いている隙に、近藤さんの皿から食いかけの鮭をくすねて、俺は、ファァと欠伸をした。

山盛りお茶碗を持った近藤さんが、自分の皿を、さっきまであったはずの鮭がいなくなっている自分の皿を、じっと見ている様が、横目に映ったが、俺はあくまでしらばっくれて茶をすすった。

存外この人は、普通の顔をして、飯を食っている。

近藤さんが、土方さんの方を見る。
マヨネーズで見えなくなった何かの物体を口に運びながら土方さんが、顎で俺の方を指す。
俺は茶をすすっている。

「総悟くん、俺のシャケ」
「さっき食べたじゃねーですか」

「半分ね。残り半分は」
「さァ〜」

「近藤さん俺のやろうか？」
「それはいらない」

そりゃぁそうだ。土方さんの皿にのってんのは、マヨネーズの塊で、あんなもん食ったら近藤さん、メタボリックになっちまう。コレステロール取りすぎで早く死ぬのは土方一人で十分でィ。

それにしても、存外、この人は、普通の顔して、飯を食う。だから、俺たちも、存外普通の顔して飯が食える。

「シャケー」
此間までの格好良さが嘘だったみたいに、近藤さんは小さいことをグチグチ言って、山盛りご飯をがっついていた。

「そういえば」

俺が茶を飲み終わり、土方さんの皿から不可解なマヨネーズの塊が消えた頃、近藤さん、何かを思い出したようで、こっちを見た。

「総悟、お前、山崎にミロあげる嫌がらせはやらせただろ？」

「ミロやったのは事実ですが、はやったのは俺の責任じゃねーでさぁ」

「ったくテメェらは、ガキか」

土方さんの眉間に皺がよって、シャクだけど、日常が戻ってきたのを、実感した。

「面白ぇーな」
「山崎、泣きますよ」

近藤さんに面白いって言われたんじゃァ。

「アンタは面白がってないで注意しろ。つーか、山崎のヤロウそんなことぐらいで近藤さん煩わせやがって、士道不覚悟で切腹だな」

土方さんのこの科白に後ろにいた隊士が笑った。

「だけどよぉ。きっと、みんな、山崎が無事で嬉しいんだぜ」

心底嬉しそうにそういう近藤さんを見て俺は思う。

呆れたお人好しでさぁ。近藤さん。

けれど、貴方を慕ってるせいで、俺たちみんな多かれ少なかれ、お人好し予備軍になっちまってて、土方さんや、山崎が、戻ってきたこの日常を嬉しく思うんだから、世話ぁねぇやなぁ。周りにいた隊士が、また、笑って、俺は、妙に安心した気分になった。



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自分で書いた話に暗くなったので、とりあえず、文章の不味さは気にせずに。（口直しにならないんじゃ）


で、この後山崎にミロあげる嫌がらせ大ブレーク。だといい

動乱編引きずって高近。コミックス派の皆様はご注意を。
しかし、書きおわったら、驚くほど暗くて重いもんになってた。Ｒ予定で書き始めたけどまぁＲでもなく・・・
あー中途半端やなぁ。
上に上げるか未定デス


http://unnun.gozaru.jp/zetubou.html

骨も鯨も大好きだ！！
チキショー！！



山崎おいしかったですね。
トッシー残ったままも嬉しいです。
動乱編ありがたかったご馳走！

どうでもいいですが、高杉にとってもセクシャルを感じました。凄い好みの攻め様だ。妄想、時間があれば形に

ネタバレsssって、じゃむぷ未読の方には恐ろしく不親切ですよね。
しかも読んだら、先に勝手なイメージ持たせちゃうし。
あーあ。すみません。

（でもUPする）















彼を取り囲んで輪になった真選組の背中は、僕が知っている真選組のどの背中とも違って、重く静かなものだった。
何かを押し殺したような、その表情も、ぎゅっと結ばれた口も、まったく見覚えの無いものばかりで、見ていて胃が痛くなる。
その上、今着ている借り物の黒い服が、予想以上に、暑くて、重たいから、蒸れて、ただただ息苦しかった。

本当は、僕の心の何分の1かは、まだ納得いっていなかったけれど、近藤さんの目の奥に燃えていたものが、僕の脳裏にちらついて、見ているのでさえ暑苦しい、黒い背中を掻き分ける気にはなれないでいた。

淡々と不気味なほどに淡々と、事が運ばれていく。
さっきからずっと、真選組は、水を打ったように静まり返ったままで、だから、あまり馴染みの無い表情の銀サンが、呟いた、独り言かもしれない幾つかの言葉は、とても小さな声だったにもかかわらず、一つ残らず僕の耳に届いた。


（わかってます。僕の父も不器用な人だった）
　

目背けないでおこう。
カタカタと、音を立てて、ゆっくりと彼は立ち上がった。
その目の色は、さっきよりもずっと活きていた。




（ああ、でもやっぱり、息苦しい）

額に浮かんできた汗を拭いながら、僕は、ただ一人、いつもと同じ仏頂面で、タバコをくゆらす土方さんの顔を見た。

（暑くないのかな、いやそんなはず無いか）

あんな涼しげな顔して立ってたって、いくら無表情だって、こんなものを着て戦ったら、やっぱり暑いし息苦しいのだろう。
なんでもない風で、シャンと立っている真選組や銀さんは、きっと僕以上に息苦しくて、そしてきっと臭いんだ。
きっときっと、汗臭くて、泥臭くて、血生臭くて、男臭いに違いないんだ。


何度と無くこんな事ばかり繰り返してきただろう、この人たちや銀さんの、過ごした時間の凄まじさを、僕は、想った。


だから、僕だって、忘れない。
何一つ絶対に忘れない。
死ぬかもしれないと思ったことも、
爆薬と血の臭いも。

土方さんの魂も、
銀さんの強さも。

沖田さんの覚悟も、
近藤さんの涙も。

寄せられた眉と、ぎゅっと結ばれた唇も。
静かに覚悟を決める沢山の目も。


そして、彼の最期を。







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新八だけ平隊士の服きてんのが嬉しかったです（ここにきてそんなどうでもいい・・・）

近藤さんの涙、かっくいいなぁ。

mew様

はじめまして！嬉しい一言ありがとうございます。
あと例の件すみません。直しておきました〜
かなり長いことあの状態だったみたいです。
おかげさんであります。感謝！

また気が向いたら遊びに来てくださいね

わッ

あっ

チョっ・・・


や、ヤばっ

これっ

え・・まじ


近藤さんお願いだから嫁にもろてください。








読みようによっては高近もいけるんじゃなかろーか。

忘れててテンパリました。一瞬見れなかった方すみません。なに近もすべからく熱いが沖近が熱い。

どうしてこの男はこんなにも愛されてんのかねェ。


正気の時にだって、100%シャイでヘタレな漢が、聞き様によってはドギツイ愛の告白を、恥ずかしげも無く大きな声で、ぬけぬけとぬかしてやがんのに、その顔がいやに格好イイんだからまいっちまう。

あんだけの顔を一人の漢にさせる、この男は、それほど好い男なのかとその面を見れば、締まりの無い顔をしている。
けれど、嬉さを隠し切れないその目ばかりが優しくて。

バカがつくほど正直すぎる男が、今の世の中にどれだけ貴重なのかぐらいは、銀さんだって知ってるケド、この男を愛してやまない黒服の一員に加わるのは癪なので

お前の依頼はお断りだゴリラ。



だけど俺は手を伸ばす。

ホラ金稼がないと新八が怖ェからな。




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トシの上にのってる近藤さんがかわゆかったです。
あーギャグ漫画だなぁ。って思う。日々近藤さんについて真剣になりすぎるので、ああいうシーンって助かるなぁ。私だって妖刀抜くぐらいイサイサが好きです。



一言ありがとうございます。多謝！

薫氏、頻繁に来て下さってる氏、6000氏ありがとうでござる。感謝！！

結構トッシー好きだった。後遺症残んないかなぁ

sssというかぽえむ？　「ともえ6000」







なぜだかはわからないけど、近藤氏の顔を見ていたら、急に勇気が湧いてきた。

近藤氏の目、近藤氏の声、近藤氏の涙。

ズキリと胸の奥が痛んだ。本当に本当に。
ともえ5000がピンチの時みたいに。

僕が、妖刀を手にする前の僕が、あの人の事をどれだけ大事にしているのか、思い知って思い出した。

ここに居る誰より一番、僕は、近藤氏の事を心配している。大事に思ってるって伝えなければ。

君には生きていて欲しい。君の男が廃れても。
君はセイヤだ。むしろアテネだ。君のためなら僕はいくらでもコスモを燃やせる。




だから近藤さんお願いだ。
お願いだからそんな風に命を粗末にしないでくれ。

アンタは、真選組そのものなんだ。



俺は、副長土方十四朗ナリ



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なんかまとめようと思って過去を振り返ったら沖近ばっかりだったのでたまにはと思ったんですが、ヘタ近になってしまいました。わーいばっちこーい。

トシ誕2007参加したいなー。めでたくないのしか思いつかないなー

それにしても「ともえ5000」萌ゆる。フィギア欲しいもん。土方氏実用譲ってくだされ

近藤さんの部屋を覗いたら、近藤さんが部屋の真ん中で仰向けになって、目を瞑っていたので、出来心でキスをした。

ところが、キスをした瞬間、眠っているのだとばかり思っていた近藤さんの目がバッチリ開いて、それで、俺は、不本意ながら慌てて体を起こす。

1秒たつかたたないかの間、目があって、気まずくなって先に目をそらしたのは近藤さんだった。


俺はといえば、赤くなった頬が、存外綺麗だったので、じっと見つめる。今し方、自分がした行為が、原因だなんて事も忘れて。







「総悟君・・・何か言ってくれないかな・・・」


「・・・何かってェ言うとつまり近藤さんス」
「あーわーわー！！いややっぱイイ！！」


眉を寄せて、困ったように頭をかく、この人のことを、俺はやっぱり好きで好きで仕方がないみてェだ。これだって結構ひでェ仕打ちだと思うんだけど。
俺ってば健気。
あーあなんとか、独占できねぇかなァ。



「なんでィ、近藤さんてば、言い訳して欲しかったんですか？」

「・・・うん、まぁ、そういう事だな。なんか、お前パッと顔上げたからよ、たまにはそういう可愛い総悟もな」


「・・・・・・なら、今度は言い訳なんていらない位濃厚なやつを」





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近藤さんのモテっぷりに、冷静さを失う三連休いかがお過ごしですか？

私は、「近藤さん」を連呼する新八に、ヘタレトッシーの中でジェラってるヘタレの妄想とかしてました。末期症状の予感。

絶対にテーチャー空○が近藤さんのことを好きで好きで仕方ないに違いない。と確信する4月です。