ビートたけしと云う人はいったいどんな人なんだろうか?
お笑いで登場した時から観ているのだが・・・
「戦場のメリークリスマス」の出演は意外性だった・・けど
出演するたびに 偉大さが伝わってくる・・・
狂気を演じているのか?それともあの狂気さが本質なのか?地なのか?
そんな気さえ起きてしまうたけし氏の演技
人種差別と言っても過言じゃない第二次世界大戦前の日本
その中で強く生きた「金」 正当に稼いで財を築き出し・・
しかしそこからさらに金に執着 金貸し業としてさらに凄みを増す
自分しか信じない そんな「金」が望んだのは「血」子供であったが
息子正雄は離れていく・・・息子を連れて祖国に帰り寂しく他界する「金」
満足した人生だったのだろうか?
あの時代 生きていく為の行為 そうしなければ生きていけなかった時代
「金」の生き方をどうのこうの論じるより あんな時代を繰り返してはいけない
時には 客観的にも観ながら 反戦感も呼び起こすそんな映画でした。
生き方については共感出来ないが 俳優 ビートたけしは素晴らしい・・(本音は怖い)
血と骨・・それだけの繋がりでは信頼、絆は生まれない・・
そんな重苦しいが 印象に残る映画であった。