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[885] 淑女たちの饗宴 2
PPP - 2008年09月13日 (土) 03時54分

Lehko Habhoka : 口の院院長
 レディ・シャントットとお見受けしたが……
Shantotto : いかにもですわ。
 ま、正確には「元」ですけれど。
Lehko Habhoka : そちらは?
Doron-Fulun : 獅子戦闘魔導団の
 ドロンフルンです。
Shantotto : で、そう尋ねる、あなたは?
 礼儀をわきまえぬ、チョコボの骨さん?
Lehko Habhoka : これは、失礼。
 僕は大魔元帥付きの新任参謀。
 レコ・ハボッカ。以後、お見知り置きを。
Shantotto : あらあら、しばらく留守の間に
 連邦軍は、傭兵に
 作戦を練らせていらっしゃるの?
Shantotto : そんなにも人材が
 不足しているなんて……。嘆かわしいこと!
Lehko Habhoka : お言葉を返すようだが
 あなたが勝手に戦闘に介入したおかげで
 我々の陽動作戦は台無しだ。
Lehko Habhoka : それに、僕の記憶が
 正しければ、あなたは国外追放処分となって
 一切の軍事指揮権を剥奪されているはずだが?
Shantotto : 指揮? あ〜ら、まさか。
 わたくしは一民間人として、ここにいる師団長の
 厳命に従ったまでですわ。いやいやね。
Doron-Fulun : えっ!?
 シャントット院長、わたしは
 そのような……!
Doron-Fulun : 第一、ここまで
 無理やりわたしたちを
 引っ張ってきたのは院長じゃないですか〜!
Doron-Fulun : 魔導団を私物化したんですよ?
 どんな元帥のお咎めが待っているか……。
 もう、怖くて聖都に帰れませんよ!
Shantotto : おだまり、ドロン!
 どちらが怖いのかは、もう十分
 学ばせて差し上げたと思うけれど……?
Doron-Fulun : ひっ!
Shantotto : そもそも、あなたがたが
 悪いんですわ。あれで囮のつもりですの?
 もっと派手に暴れないと。
Shantotto : わたくしには
 まるで、野犬に囲まれた、子猫の群れ
 みたいに、哀れに見えましたわ。オホホ。
Lehko Habhoka : 何だって?
Shantotto : それとも、単に
 元帥の人選センスが悪かったのかしらね?
Lehko Habhoka : 口を慎むように。
 レディ・シャントット。
Doron-Fulun : (あわわわわわわ……)
Lehko Habhoka : !?
Lehko Habhoka : どうやら
 貴女の花火を見て
 お客様が増えたようだ。
Shantotto : でしょう?
 陽動とは、こうでなくては。
Lehko Habhoka : ……仕方ない。
 かくなる上は、ここに踏みとどまって
 もうひと暴れする、か。
Lehko Habhoka : ところで
 落とし前はつけてくれるんだろう?
 麗しき戦場の華、レディ・シャントット。
Shantotto : オホホ、鈍い参謀……
 あなたは、誰に向かって話しているのか
 まだ、おわかりではないようですわね!
Doron-Fulun : シャントット院長。
 別動隊ですっ!
Doron-Fulun : ひいっ!
Shantotto : オーホホホホ!
 脆い! 脆いですわ!!
Lehko Habhoka : ご助力、感謝する。
Shantotto : 誤解なさらないで。
 貸し! そうこれは、大きな貸しですわ!
Lehko Habhoka : ……同胞のレディ諸君、
 撤退命令は解除!
Lehko Habhoka : ここで
 もうひと踏ん張りだ!
Romaa Mihgo : なんだか、よく
 わかんないけど、もうしばらく
 戦い続けるのは賛成だよ。
Romaa Mihgo : こういう時は
 下手に敵に背を見せる方が危ういからね!
Shantotto : 決まりですわね。
Shantotto : 総員!
 詠唱、始め!
Shantotto : 撃てぇ〜っ!!
Shantotto : オーッホホホホホ!
 ご覧じあそばせ。美しい炎のダンスを!
  
Lehko Habhoka : ……ロマー!
Lehko Habhoka : さっきの古い陣地に
 この隘路の北方2マルム先まで
 続く、坑道の入口がある。
Romaa Mihgo : ああ、それなら私も見たよ。
 けど、本当につながってるのかい?
 ずいぶん、荒れてるようだったけど……。
Lehko Habhoka : ああ、間違いない。
 ここに来た時、僕自身の足で確かめたから。
 崩落の危険はあるが、支柱は堅固だった。
Lehko Habhoka : そして、どうやら
 敵もそれに気づいたらしい。
Lehko Habhoka : あそこに
 戦鐘楼(Belfry)を避難させ
 残兵を再集結させつつあるようなんだ。
Lehko Habhoka : 君らには
 それを叩いてもらいたい。敵は大軍、
 隊伍を組み直されたら、やっかいだからね。
Romaa Mihgo : 了解したよ。
Lehko Habhoka : それから、
 
 君には特別に頼みがある。
Lehko Habhoka : まず、この
 戦用爆竹を受け取ってくれ。
Lehko Habhoka : いいかい。
 坑道の入口から、突入するときに、
 そいつを使うんだ。
Lehko Habhoka : その音を合図に、
 僕らも突撃を敢行する。
Lehko Habhoka : でも、万一
 失敗した場合は、焦らず、入口付近にいる
 マム・ラーリ(Mham Lahrih)から
 予備の爆竹を受け取るんだ。いいね?
Romaa Mihgo : 話は、済んだかい?
 急ぐんだろ?
Lehko Habhoka : ああ。
 後は頼んだ。
Romaa Mihgo : まかせな!
 さあ、お前たち、
 坑道の鐘を鳴らしに出発だ!
だいじなもの:戦用爆竹を手にいれた!



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