#05
「どうしようアサノ〜!」
「はいはいはいはい氷氷氷! ゴリサキレディーゴー!」
「リュウジ〜〜!」
「……お前も落ち着け、アサノ」
#06
「アサノもヨーコの方が天才って思うでしょ!」
「いいやヒロムだ! そうだろアサノ?!」
「あー……私ただのメディカル部員だから戦闘のことは分からないかなあ」
「その大事なところではっきり言わないのアサノの悪いところ!」
「なんで叱られてるの私」
#08
「アサノの夢ってなんだった?」
「なんだっけなあ。科学者だった気がする。お父さんが白衣着てるのに憧れててさ」
「じゃあ、夢は半分叶えたんだ」
「……そうかもね」
#09
「アサノはヨーコの宿題、手伝ってないよねえ?!」
「ないっ! 手伝ってない!」
「案外アサノもヨーコに甘いから〜まったく困るんだよねえ!」
「自覚はあります、はい……」
「自覚あるなら気をつけてくれる?!」
「はい、ごめんなさい……」
#11
「たまに皆が羨ましくなること、あるなあ」
「どうして?」
「ヒロムくんにはニック、リュウさんにはゴリサキ、そしてヨーコちゃんにはウサダ。バディロイドって相棒で、時に家族みたいで、時に友達みたいで、皆楽しそうだなって」
「楽しいことだけじゃないよ、現に、うるさいし」
「ヨーコ、なんか言ったあ!?」
「言ってないよーだ!」
「そういうところも羨ましいよ」
「変なの」