「信っじられない!」
「そう怒るなって、入星」
「これで怒らない人間なんていないわよ!」
「元はといえばお前が階段でこけるからじゃないのか? それに、助けてやったのは俺だぞ」
「うるさいうるさい! もっといいフォローのしかたってものがあるでしょ!」
「おいおい、そりゃないだろ。『下着見えてるぞ』以外にどう言えって言うんだ」
「繰り返さないでよ!!」
「注文が多いなあ入星は」
「もう佐々木君なんて知らないから! 日本史の時も起こさない! ノートも貸さない!」
「そこまで行くのか?! 困ったもんだ……」
「当たり前でしょ?!」
「分かったわかった、俺が責任とるから、な?」
「〜っ、ばっかじゃないの?!」
*
痴話喧嘩。そして好きだけど口調が分からない谷原組。