投稿者：杉江香代子

古い作品ですが、雨の季節になりますので投稿させて頂きました。宅録の修正なしのお恥ずかしい歌唱です。金閣寺より銀閣寺の方が好きな私が蜻蛉にになって、好きなお方のお側で後を追います。目立たぬように、噂にならぬように…笹の恋(花の咲かない恋）。途中で見失いながらも、私はこのまま追って高瀬川まで飛べるなら、そこで儚い命を終えても構わない。藤井さんも綺麗な曲をお書きになりますね〜！！



＜＜　蜻蛉の雨　＞＞

作　詩　・杉江　香代子
作・編曲・藤井　有人
唄　　　・杉江　香代子

淡い春雨　惜しむよに
濡れる銀閣　絹の道
素知らぬふりを　今だけは
させて欲しいの　雨よねぇ
抱いて蜻蛉　蜻蛉の雨

琵琶湖疏水で　見うしない
揺れるこころは　南禅寺
一夜の棲家　赤々と
つづみ早打つ　能の舞
燃えて蜻蛉　蜻蛉の宿

人の噂に　ならぬよう
この世限りの　笹の恋
あなたを追って　飛べるなら
この身流して　高瀬川
泣いて蜻蛉　蜻蛉の雨