作曲・歌唱曲投稿
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以下に歌詞と歌をアップさせて頂きます。 「虞美人草――哀れ藤尾の恋は――」 作詞 江邑 民部 作曲 佐谷戸 一 歌唱 沢 伸一前奏) 緑濃(みどりこ)き黒髪を 婆娑(ばさ)とさばいて 春風(はるかぜ)に織る 羅(うすもの)を、 蜘蛛(くも)の囲(い)と 五彩(ごさい)の軒(のき)に懸(か)けて 自(みずから)掛かる男を 待つ女・・・(漱石『虞美人草』)1.我(が)を立てて 恋する女 藤尾を指して ファム・ファタル 虞美人草とも 人の呼ぶ 我が世の春を 謳歌する 真っ赤な花に 魅せられて 恋の地獄に 恋の地獄に 堕ちる男を 待っている 2.故郷(ふるさと)に スミレの女(ひと)を 置き去りにして 夢想家が 迷い込んだは 花の園 黒髪広げ 蜘蛛の巣に 掛かれとばかり 待つ女 絡(から)めとられて 絡めとられて 魂(たま)を逆さに 堕ちて行く 3.この時ぞ 道義(どうぎ)を知れと 雷(いかづち)鳴りて 夢想家は 目覚め正気に 返ったが 女の顔は 化石して 虞美人草は 萎(しお)れ果つ 藤尾命(いのち)の 藤尾命の 黒い髪のみ 残りたる
物語が見えるような曲でした、歌唱者の声が舞台上から聞こえてくるようで戯曲のよう。江邑さん演劇も行けそうな作風ですよ、素晴らしい。
詩の素晴らしさに付ける曲の難しさ、それを難なく表現された沢さん、最高ですね。また文学シリーズを聞かせてください。
江邑民部さん、今回も素晴らしい作品の歌入れに同席させていただきありがとうございました。 先ずは無事、ここサイトへのアップが出来たこと喜んでおります。江邑さんの文学シリーズ。先生のライフワークと思っております。奈良で、こうしてお手伝いさせていただけること。虹の音楽舎にご紹介できたこと。皆さんのお力添えで、こうして発表が出来ること。林貞行さん共々、これからもよろしくお願い申し上げます。佐谷戸さん。沢伸一さん。スタジオジュエルの里さん。お陰様で。ありがとうございました!