□ |
|
No.264 またまた相談が… |
|
NAME:maki |
|
蛸薬師さん〉ありがとうございます!参考になりました★ みなさんへ〉看護学生一年生の私は今、病院で実習をしています。三週間ほどの実習になるのですが、脳梗塞の患者さんを受け持っています。95歳の老年の女性です。脳梗塞ということで、失語の症状があり、コミュニケーションが上手くできない状態です。患者さんにお伺いをしたいことがたくさんあるのですが、それも出来ません。患者さんの思いを知りたいのですが、答えてもらうことができません。このような患者さんと上手くコミュニケーションができるような方法を知ってる方がいたら教えていただきたいです!また、このような患者さんに関わった方がいたらどんな関わり方をしていたか教えてください!切実な相談です(汗)
|
| No.265 こんにちは |
|
|
私も学生の時まったく同じような患者さんを受け持ちましたよ。コミュニケーションの取れない患者さんを受け持つのははじめてでとまどいました。でもその実習ではコミュニケーションは言葉だけではないことを学びました。非言語的コミュニケーションです。相手から返事が返ってこなくても話しかけて・・・。口腔ケアの時には患者さんが顔をしかめたりして、ああ、いやなんだな、と感じたり・・・。一緒にいるだけでいろいろな面が見えたりするものですよ。私はその実習で、相手の気持ちを汲み取る看護を学び?ました。ある文献にもありました。「誰も人の気持ちを100%分かることはできない。しかしそのひとの気持ちに近づこうと努力することが大切」と。言語的コミュニケーションでなくとも、その患者さんを観察して得られる情報は沢山あると思いますよ。また、もしご家族が面会に来られていたら、家族ともおはなしするのもいいとおもいます。その患者さんが好きだったこととか聞けたら、それをやってみるとか。学生にとってコミュニケーションが取れないというのは大変だと思います。ていうか、大変でした。でも沢山の学びがあるとおもいます。がんばってください。応援しています!!
|
| No.279 こんにちわ☆ |
|
|
3週間の実習おつかれさまです。1年生ということは、今回初めての実習だったのでしょうか? この文章を読む頃は、きっと実習も終わっていると思いますが、そういう考え方もあるかもね程度に読んでもらえるとうれしいです。
わたしは、4年生の看護大学に通う新4年生です。『コミュニケーションをどううまく図るか』という課題は、私に限らず、クラスの子や先輩、後輩もずっと悩んでいることです。実習で壁にぶち当たってどうにもならない時は、誰かマニュアルくれー!!って思うくらい助けて欲しいですよね。
私も先月3週間の実習があり、脳血管性の認知症女性を受け持つことができました。回想法を活用してコミュニケーションを図ろうと思っていたのですが、彼女の認知症症状(独語、妄想、せん妄etc.)では、自己紹介や挨拶程度の会話もできませんでした。 もうどうしよう…って本気で悩みましたね。でも、とにかく毎朝彼女の部屋へ行って、彼女の独語や妄想の内容を聞いて、彼女が感じているものを理解しようと接しました。 最初は聞き取れなかった彼女の言葉がだんだんと聞き取れるようになり、いくつかのパターンで同じ話を繰り返していることがわかるようになりました。だから、彼女の言葉が途切れたときに、どんな声かけをすればよいのか予測できるようになりました。 そうした日々を送っていると、最初は全く会話が通じないと思っていた彼女と、会話ができるようになったんです!きっと彼女が、私のことを自分に関心を抱いている人物であると認識してくれ、1日の中でもほんの数分間お互いの心が通じ合える時間をもてるようになったからだと思います。
実習が終わって振り返ると、彼女との出会いが私をとても大きく成長させてくれたと思います。
『コミュニケーションがとれない、どうしよう』というのは、実習で必ずぶち当たる壁だと思います。けれど、私は、彼女との出会いで、“コミュニケーションが本当に取れない人なのか”きちんと考えることが大切だと学びました。どう考えるかは、いろいろあると思いますが、やはり、疾患は絶対に欠かせないと思います。例えば、同じ脳梗塞の方でも、脳のどの部位に病変があるかによって症状の出現が異なります。失語と一言で言っても、ブローカー失語なのか、ウエルニッケ失語なのかによっても、アプローチの仕方は違いますよね。 また、環境に注目してみてもいいと思います。大部屋で、人の出入りや、多患者さんの言動や器械音など、雑音の多いところでは、ゆったりとした気持ちになれないかもしれません。移動しても良い方であれば、病室から連れ出して一緒に散歩をしながら、天気の話をすれば、病室とは違った反応があるかもしれません。 人によっては「話をしましょう」と向かいあっても、「話すことはありません」と無言で拒否するかもしれません。そんなときは、なんらかの援助、例えばリラクゼーション効果のある足浴や手浴、マッサージなどを行いながら、「気持ちいいですか?」と声かけをすると、患者さんとの距離が近くなって、患者さんの方から話し始めるかもしれません。
それに、ノンバーバルコミュニケーションという言葉があるように言葉だけがコミュニケーションではないということを念頭に置くと、「話ができない」と自信をなくさずにいられると思います。 認知症の方を受け持って思ったのですが、彼女が言語化できないことを、私たち看護師(学生)が言語化することも立派な看護だと思うのです。 わかりやすい例をあげると、生まれたての赤ちゃんは言葉を話すことはできませんよね。赤ちゃんは何かして欲しいとき、泣いてサインを出します。母親は、おむつかな?ミルクかな?眠たいのかな?具合が悪いのかな?といろいろ考えて、おむつを見たり、ミルクをあげたり、あやしてみたり、熱を測ってみたりと、1つずつ確認していきます。赤ちゃんの泣いている理由を母親がきちんと理解しようと関わっているんですよね。達人ママになると、鳴き声を聞いただけで、きっとミルクだわ!と判断できるようになりますよね。 ちょっと本題からそれてしまいましたが、要は、患者さんが出しいているサイン(無言であるetc.)をあれかな?これかな?と予測を立てて確かめて行くことが大切だと思います。学生の場合、予測していることが1つや2つしかなく、予測が外れてしまうと途端にパニックになってしまいますけどね(笑) 何も話をしなくても、ベッドサイドに座って、患者さんの手を握って、患者さんが怪訝な顔をせず、じっとされていたり、手を握り返してくれたりすれば、それも患者さんに安心感を与える立派な看護だと思います。タッチングについては、看護師の方がいろいろ研究されている程ですから、とても意味のあるケアだと私たち自身が認識するといいと思います。
とても長々となりましたが、私も3年間、看護を学んできて、何人かの患者さんと出会うことができて、その度に深く考えるようになりました。まだmakiさんは1年生なので、いろいろな壁にぶつかって自信をなくしたり、看護って難すぎるよ!って逆ギレ(?)してもいいと思います。むしろそういう風に思って乗り越えることで、成長していけると私は思っています。
これからもお互い看護師を目指して頑張りましょう☆
|
|
□ |
|