本格的登山再開に向けてのウオーミングアップでしたね。 先週、雪の剣山(つるぎさん、1955m)に登ってきました。頂上テント泊の予定でしたが準備の時間がなかったので、車にフトン、シェラフ、ザック、食料、酒等を放り込んで急いで出発。 昨年同様、凍結した夫婦池(めおといけ)でスノーシューを楽しんだ後、見ノ越(みのこし)駐車場で車中泊。ローソンのプリプリ酢イカやチーズ入りちくわ等を肴に熱燗をちびりちびり、、、。至福のひとときでした。見ノ越駐車場は僕以外に誰も居ない上に完全な無風状態で、かえってさびしく心細かったです。 翌日剣山に登りました。今回は次郎笈(じろうぎゅう 左の写真、1929m)には行かず、反対側にある一ノ森(いちのもり、1879m)方面へ行ってきました。 剣山頂上から三ノ森、二ノ森を経て一ノ森へ至るこのコースは、軽いアップダウンのある、熊笹と森の静かな縦走路で僕も好きなコースですが、残念ながら反対側にある次郎笈があまりにも雄大で存在感のある山容を誇っているため、ほとんどの人が剣山から次郎笈に行ってしまいます。そのため一ノ森へは夏でも訪れる人は少ないです。ましてや冬場には訪れる人は皆無でラッセルが大変でした。一部、腹までつかり疲れました。 1965年(S40)3月、一ノ森で雪崩が発生し通信線点検中の剣山測候所職員が殉職されました。殉難碑が一ノ森と二ノ森の間のコルにあります。(真ん中の写真) 「山を愛し 気象観測を愛し こよなく 妻子を愛せし 男ここに眠る」 当時、気象庁山岳部長だった作家 新田次郎氏が記した物です。ここに来たらいつも手を合わせています。そして男はこうでなくちゃーと心を新たにします。(眠るのはまだまだ先ですが) ついでに手元の資料から。新田氏は1979年(S54)11月、現地を訪れ、翌年2月、急逝。最後に登った本格的な山は剣山だったと言われています。 今回の縦走はここまでで、一ノ森の頂上は来年の冬にスノーシューを持って登ろうと思います。 右の写真はこのコースから見た次郎笈、太郎笈(剣山)の二兄弟です。中央奥の斜面を右に登り切った所が剣山の頂上です。 本年もよろしくお願いします。
2012年01月23日 (月) 08時29分
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[18612] 投稿者:シジュウカラ - 今年もやりましたね〜
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Karinさ〜ん、素敵な剣山〜一ノ森の画像を有難う〜♪
剣山頂上から三ノ森、二ノ森を経て一ノ森へ至るコースは、カラッチ隊まだ歩いたことないんですよ〜(^^ゞ なので三枚目の画像・・・こんな風に剣山や次郎笈が見えるんだと新鮮でしたよ! こんな雪では歩く人も無くラッセルが大変でしたね。 お腹まで雪の中に埋もれて、よく出てこれましたね〜(笑)
>「山を愛し 気象観測を愛し こよなく 妻子を愛せし 男ここに眠る」 新田次郎氏の句・・・男はこうでなくっちゃ〜って思われるKarinさんの気持ち分りますよぉ〜(^_^)/~ 剣山に登られた翌年に、新田次郎さん亡くなられたのですね。
ふふっ、見ノ越駐車場でローソンのプリプリ酢イカやチーズ入りちくわ等を肴に熱燗でしたか〜(^^ゞ あの駐車場で一人は、淋しいし恐いですよね。 一枚目の画像・・・やはり次郎笈のバックの画像いいですね! お天気も良さそうで良い日に歩かれましたね。
一ノ森の頂上は来年の冬にスノーシューを持って歩かれるんですね〜 もう来年の計画も出来上がってるんですね〜(~o~) 今年の夏山は何処かなぁ〜〜
2012年01月25日 (水) 23時39分
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