何に驚いたって、一般紙も含めた新聞各紙のサイトで全てトップ扱い。もうすっかり認知されていること。
前年がチュートリアルの圧勝だったのに対し、今年は「決め手がなかったのか」「接戦・熱戦だったのか」、見分けがつかないような闘いだったんじゃなかろうか。しかしながら決勝のレベルの高さは疑いようがない。
サンドウィッチマンは最初、東京ダイナマイトなのかと思ったが、一つ一つの繰り出すネタの精度が高かった。少しずつ我々の予想を上回っていた。トータルテンボスも今までの殻をひとつだけ打ち破ったような感じがした。どっちが優勝してもおかしくない演技だった。
やっぱりあの緊張感というか、優勝が決まった瞬間、赤の他人なのに泣きそうになる感じというか、レコ大のデキレースの逆をいく予想不能のガチンコ(本番で一番面白かった者が当然のごとく栄光を掴む)というか、それを漫才に当てはめた素晴らしさがある。
そんでもってやっぱ敵ながらテレ朝は盛り上げ方が上手いなぁ。いつぞやの「お笑いネタのグランプリ」とは大違い。
そらクジ引きだというのにビックなスポーツイベントを次々と引き当てるわ。
最後まで勝敗が分からなかった今年のM-1。どんな視聴率が出るのだろうか。いや、こういう番組こそが視聴率をとるべきだと思う。それが日本の文化のため、演芸のため、テレビのため。