お互いチャンスがあったから、総じて柏のほうが良かったとはいえ、どう転んでもおかしくない試合だった。
ただ!ちばぎんと重ねて言えることは、選手交代も含めて、昨シーズンはなかった、「終盤の強さ(迫力)」を手に入れたようだ。これまでリードされると「いつか返せる、いつか返せる…」と祈ってるうちに相手に逆に追加点とられて負ける試合が多かった。今シーズンは土壇場で追いついたり勝ち越したり相手を突き放したりできるといいんだが。
フランサ、アレックスという超強力なブラジルカードを持ちながら、ポポ1枚で勝てたことも嬉しい。ディエゴ、フランサ、リカルジーニョのトリオはバランスよく熱くて素晴らしかったが、3人にはそれを上回って優勝争いへと導いて欲しい。
とにかくポポがマジメで当たりだったことが嬉しい。早くも浦和ガンバにとられちゃうんじゃないかと心配なくらい。1シーズンでFKで8点とったこともあるらしいのでその辺にも期待。愛される選手になって欲しい。
あと、新キャプテン大谷の成長も忘れてはならない。去年は正直パッとせず、呪文のように「ボランチの方が…」と繰り返していたが、今の大谷なら安田や内田よりフル代表レベルなんじゃないだろうか。
それと、交代筆頭だった太田が最後まで走れるようになっていた。去年より一歩前、つまりフィニッシュに直結する飛び出しが増えた。
そして相変わらず巌、クラあたりは頼もしい。祐三がダメなら近藤、近藤がダメなら鎌田というCBの悩みも嬉しい。水本が入ったとはいえ控えに中澤聡太しかいないガンバより確実に堅い。
なにやら波乱含みでスタートした2008年のJリーグ。大分、札幌と続くが、3試合で勝ち点9、首位に立つことを望む。きょうの前半10分間のあの物凄い気迫と、後半の勝負強さがあれば、きっと去年より大きなものが得られるはず。
GOGO!柏・レイソール!(ナラさん風)