[4419] カリベの深夜ダンスは社会を乱す? |
- big - 2014年04月13日 (日) 15時09分
サルサと言えば六本木、六本木と言えばカリベ。 サルサの聖地として名を馳せ、サルサラバーの知らぬ者とてないカリベ。
名古屋から足を運ばれた方もたくさんいると思います。かくいうbigも若かりしころは、オールして名古屋に朝帰りした思い出があったりします、(今では体が持たない) 今でも東京で踊るなら最有力候補のクラブです。
そのカリベが危機に貧しています。
警察が、午前0時になったら閉店しなさい。それまで楽しんでいた人もすべてシャットアウト。良い子はさっさとお帰りなさい、と強い指導を入れてきたのです。 カリベ経営者は、営業停止になってはかなわないと警察の脅しに震え上がり、すぐに指導に従い12時にクローズ。 さあ週末の夜を楽しもうと来店した大勢のダンサー愛好者たちは、放り出されてしまいました。
警察は近年、風俗営業法をたてに、サルサクラブは、風営法の許可を得なければ営業してはいけないと締め付けを強化していましたが、とうとうカリベにその矛先が向かってきたとう次第です。
法律によれば、カリベは、そもそも風営法の許可を得ておらず、本来「客にダンスをさせ、かつ、客に飲食をさせる営業」は行ってはならないのです。
お酒を含め、飲食だけなら朝まで営業してもかまわないのですが、これにダンスをさせる。男女ペアで踊る、というのが加わると、「けしからん!」ので、許可を取る必要がある。ということになります。
仮に風営法の許可を得たとしても、いずれにしろ午前0時で店は閉めなければなりません。
このままだと、一挙に店のお取り潰し、風営法違反逮捕となるぞ、せめて夜中すぎには店閉めて静かにしろよ、との脅しです。
ご存知のように、NYでは Night Clubingが大都市ならではの大人の娯楽であり、パリでもリドに代表される深夜から始まるショーや娯楽はそれこそ観光客を惹き付けてやみません。 6年後のオリンピックでは、東京を世界中の人が集まる都市にしようとしているのに 深夜のダンスは社会を乱すから禁止なんて。
警察は「享楽的雰囲気が過度にわたり、障害が起きる」ことを避けるため、規制している」といい、特に、床面積がダンスの参加者数に比して著しく狭く、密集してダンスをさせるものは厳しく取り締まると宣言しています。
警察からみればカリベが、まさにこれに当たると。それ故、正義と法の名において、行政機関として粛々と取り締まりを行っていると。
音楽にあわせて体を動かすことが享楽的雰囲気になるのか。 いったい「過度の享楽的雰囲気」の過度とは何か? そもそも享楽的はいけないことなのか? くわえて、どのような障害が出るのか、 公序良俗に反するのか?
疑問が、次々と浮かびあがってきます。
カリベ経営者が、今回の指導を真摯に受け止めた場合、廃業という道を選ぶ可能性もなしとは言えません。
法改正をめざす岩村健次郎先生↓
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