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Hungle

之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず
「論語」

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[4361] Here’s to a happy, healthy & successful 2013!
big - 2013年01月08日 (火) 00時12分

新年にあたり、ご多幸、そしてご健康と弥栄を祈念して、乾杯!


この”Here’s to ~”は、乾杯の際の慣用句である。

Here’s to your future!
Here’s to your new job!
Here’s to the bride and bridegroom!

という具合。

そこで思い出すのが、 "Here's looking at you, kid."

言わずと知れた映画「カサブランカ」(Casablanca)で主人公リック(ハンフリー・ボガート)が、イルザ(イングリット・バーグマン)に向かって何回か繰り返す決め台詞

一般的には「君の瞳に乾杯!」と訳されている。
しかし、実際に以下の場面を観ても、グラスをかかげて乾杯をしているわけではない。ボギーはバーグマンのあごを軽く触れて、このセリフをささやくように言うのだ。

ボギー 「もし飛行機が飛び立って彼がいないと絶対後悔するんだ」

バーグマン 「いやよ」

ボギー  「今日はいい、明日はいい 
       でもすぐに君は一生後悔する」

バーグマン「私達はどうなるの?」

ボギー  「俺たちにはパリの思い出があるじゃないか。
     昨夜取り戻したよ」

バーグマン「でも離れないと昨夜約束したわ」

ボギー  「心はひとつさ。
     さぁ行くんだ。
     君の瞳に乾杯」

バーグマン「こんなに愛さなければよかった」

やはり違和感がある。

Looking at you は、”Look at you!”から来ていると考えたらどうか。
”Look at you!は、状況により相反するふたつの意味をもっている。

「君の顔をごらん! 何て可愛いんだっ!』
「君はなんて顔をしているんだ! そんな顔しちゃだめだよ!」

本シーンの場合は、後者になるのではないか。
歴史的名訳にはとうていかなわないが、
「そんな顔じゃきれいなのが台無しだぜ! ほら」


しかし、いずれの意味でも、ボガードはバーグマンを限りなく愛している、

別離の時に、軽口とも思えるセリフを吐く男の心情。
心の奥底にふつふつとわき上がっているのに
その思いとは正反対の愛する女を思う男の不憫。





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