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Hungle

之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず
「論語」

名古屋サルサをもっと楽しくしたい
もっと素晴らしいサルサを追求したい
熱い思いを語りたい
そんなあなたのもっともっとを受け止めます
何気ない日常に真実があるかもしれない
見たこと、感じたこと、ふと思ったとこ
何でも書き込んでね

[4331] 金麦のCMが女性に嫌われるのは
big - 2012年10月02日 (火) 00時37分

以前から金麦妻の、ビールを飲んで酔うがごとく、男の手前勝手と知りつつも、甘美な妄想をかきたてるこのCMについてファンであることを表明している。

要するに「いいなぁ。こんな奥さんいたら」ということなんです。
そしてそれがあり得ないことだからこそ、impossible dreamとして夢想すること、これが金麦を飲みながら、ふと頭をよぎる。一仕事終えて安いビールを飲む快感とささやかなプラスアルファの幸福感。

ヴァーチャルイメージだけとはいえ、自分が好ましいと思う異性と飲食をともにするのは楽しい。まあ、妄想をかきたて欲求へとつなげるのが資本主義におけるマーケティングの本質なので。それにうまうまとはまっている自分が馬鹿だとはわかっていても、楽しいものは楽しい。

金麦妻(女優壇れいではなくあくまでイメージとして創り上げられた)との甘い生活を夢想する男どもは決して少数派でない。

なぜなら発売元のサントリーが莫大なTVCM料を継続的に支払い、シリーズが基本イメージを何年も変えず、恐らくそれによってサントリーのビール売り上げに多大な貢献しているからこそだからだ。

なぜこの作られた妻のイメージに男どもは惹かれるのか。

人には、欲望と欲求がある。
欲望は、生物学的な必要性から生じる。動物的な欲求といってもよい。食欲、睡眠欲など。
これには限りがある。どんなに美味い料理でも無制限に食べる事はできない。手を変え味をかえていかに高価で稀少であっても、自分の胃の腑を超えての摂食することはできない。飲む、寝るについても同様。ただし欲望が満たされないと死んでしまう。

一方、欲求は満たされなくても死にはしないが、満たされるということがない。

究極的は、欲求は、他人を自分の思いのままにコントロールするという支配欲と、自分が他人がもたない抜きん出たも能力や才能があると他人に評価されたい承認欲求。
このふたつに集約されるのではないか。

宇宙や世界、自然はもとより、たった一人の異性の心さえ全てを支配することはできない。
異性のこころは、肉体的に結ばれても、結婚しても、一生の間一緒に暮らしても、完全に支配下におくことなど不可能なのだ。もともと自分の心さえ、ほとんど無意識が支配しているので意識的に動かせる部分など無いに等しいとまで言ってしまうと身もふたもないが。

承認欲求とは、他人の欲望を欲望することだ。
フェラーリになぜ乗りたいかと言えば、他人が自分も乗りたいから、と欲望を持つから。海外旅行したいというのは、他人からあなたみたいに旅行できたらいいな、とこう言われたいからである。そういう意味で言えば、好奇心の発揮も承認欲求につながっているのかもしれない。人の知らないこんなことを知っている、となりたいという気持ち。

で、金麦妻の話に戻ると、この妻は、このふたつの欲求を満たしてくれる存在なんだなということに気づく。


「おかえり」
お仕事お疲れ様でした。私のために一生懸命働いていただいてありがとうございます。
ご主人様が帰ってこられるのを待ち望んでおりました。私の大切な方。

「晩ご飯何がいい?」
何をお召し上がりになりたいのでしょうか。何でもお好きなものをご指示ください(必ずスカート姿。パンツルックはない)


「何でもいいはだめだよ」
無理なご注文でも言う通りにいたします。(子供扱い。すべての男はマザコン)

「いっつも何でも言いっていうんだから」
いつも仰せのとおりにいたします。私の大好きな人。愛してますよ。(食材の松茸がセンシュアルなシンボルに)


可愛い妻を専業主婦にして経済的、精神的、恐らく肉体的にも完全に支配し、かつ愛と関心を独り占めにしている男。
(画面には決して出てこない。なぜならCMを見ている視聴者自身が彼女の夫だから)
(子供も決して出てこない。なぜなら自分が"子供"として愛を独占したいから)


金麦CMで提示される妻モデル、夫婦関係モデルは、女性には極めて評判がよくない。
「違和感がある」という言葉に代表される不評サクサク。

そこんところおかしいんじゃない?って言われてもフィクションですから。
でもフィクションだからこそ本音がでるのかもね。
[4352] どうしようもなく好きなんだから
big - 2012年12月09日 (日) 13時11分

瞬間の表情と女らしいしぐさに惹きつけられて止まない。
まるで天女のような輝き、そしてとろけるささやき



Bittersweet Sambaにのってリフレインされる虚構の世界にうつつを抜かしてしまう。
どこか踊りの陶酔と似ている気がする。

[4353] 金麦妻の正体は
big - 2012年12月09日 (日) 20時33分

普通の妻が「待ってるから〜」って夫を送り出すだろうか。
新婚早々ならわかるが、二人で過ごす何度目の夏かという会話が交わされるので
それはない。
たまにしか、やってこない”男”だからこそ、女は待ちに待ち、そして歓待するのである。

食べきれないほどの旬の魚介類や野菜をたっぷりとのせたカゴ。
まるで料亭のような食材ばかり。
日常の食事を山海の珍味で埋め尽くし料理する妻など存在しない。

何年経っても子供の陰はどこにもない。
子供を禁じられているからである。
友人も身内も訪れない。二人が暮らすことは秘密だから誰も知らない。

暖炉の火が赤々と燃え、部屋を暖めるが、家はまさにハリボテ。
”形”だけのイエ。生活臭はまったくと言っていいほどない。

もうわかるだろう。
金麦妻は、ほんとうの妻ではない。


こぼれるような笑顔に深く隠された、限りない悲しみ。
男は、永遠に彼女を妻にする気のないことを知り尽くしている。
なんど懇願しても男は決して許さなかった。

男は、彼女が妻になったとたん、消え去ってしまうであろう至福の時間を失いたくない。
あんなにあんなに輝いて美しかった女は、妻になったとたんに豹変することを知っている。

女とはそういうものだ。

不安定な地位に置く事こそが彼に尽くす女でいさせる唯一の方法だ。
そのかわり二人だけのために、家も与え、海外のコテージも島ごと手に入れた。
年に何度かはファーストクラスで海外旅行にも連れていく。
財力の許す限り決して手放す気はない。
今のままが、あいつも俺も幸せだと、男は信じている。


そう、金麦妻は、まごうことなき、男の、愛人なのだ。




だけど、そんな金持ちがなぜに税金の安い第3種ビール?



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