[4307] キャリーパミュパミュって言いにくいぞ |
- big - 2012年07月12日 (木) 00時27分
キャリーピャムピャムがフランスでも人気だと今朝のニュース。 10代後半から20代後半の女の子の絶大な人気を得ているらしい。 日本でも人気なんでしょ?
フランスといえば世界のファッションの流行発信地であることは言を待たず、今はカジュアルシックというトレンドが主流らしい。
一方、”シック”というだけに、色合いは若い女性にとっては地味と映るようで、お気に召さないらしい。派手な色使い、そんなのありかがないようなデザイン。目もくらむような蛍光色さえも躊躇なく身にまとう。これがこの上もなく官女らにとって快感らしい。
このファッションの元祖的存在であるキャリーが、フランスの女性たちに装う事のあらたな道しるべとなっているという状況である。 詳しいことは知らない。
bigのような年代からみれば、美しいとか女らしいとかセクシーなどという評価基準からほど遠い、”奇抜”という言葉がふさわしいファッションである。
wikiによれば青文字系という系列に属するらしい。 基本は、男性に媚びる事なく、自分自身が身にまといたいと思うもの、とくにカラフルな色使いを男の視線など気にする事なく堂々と着こなすことに喜びを感じるらしい。
「男なんか...」とは口にこそしないが、「関係ないわ」というメッセージが発散されているようで、男としては、正直に言えば、斜に構えざるをえない。「まあ、お好きにどうぞ。自由にやればいいんじゃないの?」としか言えない。
生物しての人間は、リチャード・ドーキンスがその著「利己的な遺伝子」で唱えたごとく自らの遺伝子を子孫に残す事ことが主要な生存目的だとすれば、異性が違和感を覚え、あまり好ましく思わないファッションを身にまとい、異性との交流、コミュニケーションを妨げるとすれば、己の遺伝子を残そうとする大事な繁殖戦略には不利である。
であれば、なぜ生存目的に反するような行為をとるのか。
なんだかトンでも生物学の、竹内久美子(名古屋出身)遺伝子が解く!愛と性の「なぜ」みたいだが。 物事にはかならずことそこに至った理由、必然性がある筈である。 もちろん動物行動学的アプローチに限界があり、仮説でしか終わらない場合がほとんどだが。
まずはじめに考えつくのはナルチシズムである。身体的に人生でもっとも美しいと感じられる時期に、よりその喜び、自己陶酔を深めるために自分を着飾る。女は生まれついた時から自己陶酔的である。心の底から、美しく可愛くあることの喜びを味わいつく。 生物一般では、クジャクの例をひくまでもなく、オスはメスの気を惹こうと目立つ外形デザインをもっており、メスは割合に地味が普通である。ところが人間の場合は逆である。
結婚が決まって、さあウエディングドレスを決めようとする時の、パートナーの意気込みと姿勢にひいてしまった男性も多いのではないか。もう俺という相手が決まっているのに、それ以上きれいになってどうするの、と気圧されてしまう。
つぎに考えられるのは、男の側の事情である。 従来の社会では、男はリーダー、女はフォロワーというジェンダーがあり、女が男の前にしゃしゃり出て、ファッションや動作、物言いが男よりも目立ち主張するのは、好ましいものではない、とする価値観が、青地系に自然反応的に拒否反応を示すのではないか。 bigの三男はティーンエイジャーで、キャリーパミュパミュやPUFFYといったミュージシャン?)の熱烈なファンである。いったいどこがいいのか、この軟弱趣味が、とココロの中で罵倒しているが、ごく自然なことと彼らの中では受け止められている。そういうbigもキャンディーズのランちゃんが、スーちゃんと騒いでいた昔もあったが、何か違う気がする。男女どちらにも主従という関係性をもたせずあくまで同等という社会的価値観があれば、そもそもパミュパミュのファッションを自然とかわいいと思えるのかもしれない。
いずれ彼らが年を重ね、かれらから、20代でもオバサン、オジさんと呼ばれる年齢に、かれら自身がなれば、若さに輝いていた時代の、きらめく思い出でなっていくのだろう。
bigも学生時代は、ビートルズカット(古!)だったもんね。今は髪そこまで伸ばそうと思ってもできない。 そう考えると若い時だけという認識はピャムラー達もじゅうぶん持ってるんでしょうね。
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