[4289] 真の同胞愛を堅持しているのは誰なのか |
- その通り - 2012年04月14日 (土) 16時57分
良いビデオを見せていただきました。
現在、この国の将来を左右する岐路に私達は立っていると思います。原発事故を起こしたのは、明らかに、イタイイタイ病や、水俣病、カネミ油症事件、薬害エイズといった、この国の、権力を持った人たちの、よろしくない思想だと思います。それは、国民の健康や安全よりも企業の金儲けがより大事という考え方です。
日本人は、忍耐強く、穏やかで、性善説に立って行動するという優れた資質を有する一方、水戸黄門、大岡越前、暴れん坊将軍等の時代劇を子供の頃から繰り返し見て馴らされているのか、お上を簡単に尊敬してしまう、お上に怒りの声をあげない、という悪しき傾向があるようです。
放射能の危険性を論じなかったり、原発再開を唱えている人をよく観察すると、年配の男性が多いようです。こうした人の考え方は、国民の健康・安全よりも、国家の体面、企業の利潤や活力こそが国力だと言いたげで、年齢が年齢なので、このオツムを治療することはむつかしいのかもしれません。中には、原発稼働許可を出した北海道知事のように女性もいますが、この人は、通産省出身とのことで、思わず失笑してしまいましたが。
今回の原発事故でわかったことは、政治家は言うに及ばず、通産省役人の天下り構造や、電力会社関連団体からの寄付を受け取っている東京大学等の一流大学教授など、社会の指導者あるいは良識と漠然と見なされている人達の、自身の利益と結びついた言動です。
原発再開を唱えている人達は、さまざまなレトリックを使って最もらしいことを言っていますが、女優の吉永小百合さんが言ったように、この世界有数の地震大国で、原発が安全でありようがありません。
誰が、真の同胞愛、愛国心を堅持しているのかを、我々一般庶民は見極め、選挙で、この国を舵取りしていかなければなりません。
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