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[4153] 〜地震保険〜少しでも助けになりたい
big - 2011年03月27日 (日) 15時50分

損害保険を生業とするbigにとっては今回の震災は全力を尽くして仕事を頑張らないといけない事態。

1日だけ休暇をえて、久々に顔を出した金ココで「津波の被害も地震保険で出るの?」などとお尋ねを受けたのでご参考までに解説します。


1.地震保険は何を補償するのか?

地震、噴火または津波を原因とした建物や家財の損害を補償するための保険で、火災保険と必ずセットで加入します。
例えば、

・地震により建物が倒壊した
・地震による火災で建物が焼失した
・津波によって建物が流失した。
・地震で家財が損壊した。
などの場合、地震保険で保険金をお支払いします。

住宅や併用住宅、家財だけに加入でき、専用事務所、専用店舗、工場などは入れません。なぜかというと。日本は地震国であり、保険会社に超巨大な地震が起きた場合にとても払いきれないので、日常生活に欠かせないものだけに限定しているのです。

さらに火災保険であれば何億円でも加入できますが、地震保険では建物は5000万、家財は1000万の加入限度があります。
ニュージーランドの10倍地震の多い日本では現状では致し方ありません。

今回の大震災では、まだ全体は掴めないものの、1兆5千億円ほどの支払いになるだろうと言われています。膨大な金額ですが、5兆5千億円の天井には達しませんので、保険会社がつぶれてしまうことはありません。

ただ、震災全体の損害が約25兆円と推計されるなかでは、地震保険のできることはごくわずかというしかありません。


2.地震保険に加入していれば地震等による損害はすべて補償されるか?

残念ながら、火災保険と同じように受けた損害がそのまま補償されるというものではありません。地震保険は地震等により住居や家財に、「一部損」、「半損」または「全損」が発生した場合にそれぞれの損害に応じた保険金を支払います。

従って、「一部損」に至らない場合、例えば窓ガラスが1枚割れた、食器棚のお皿が何枚か割れた、テレビだけが倒れて破損したなどは、補償されません。修理業者から、修理見積もりをとってその金額が出るというものではないのです。ここは大切なところなので覚えておいてください。

そもそも地震保険は、火災保険の金額の最大で50%までしか加入できません。仮に全損で全額をもらっても、元の家を建てる費用の足しにはなりますが、ずべての費用をまかなうわけにはいかないのです。生活再建のお手伝いという意味合いが大きい保険なのです。しかし、これがあるとないとでは、全然違います。

3.一部損、半損、全損はどうやって決めるか

津波で丸ごと流されてしまったというような被害は、全損です。全焼も同じく全損です。
建物についていえば、3%以上20%までの損害が一部損害。20%以上50%までが半損です。3%未満では無責です。

木造建物でいえば、主要構造部である建物の基礎、柱、外壁、屋根のそれぞれの損傷割合を足して合計何%になるかを計算します。
これを判定するのは保険会社の社員や鑑定人などが現地に出向いて行います。

家財では、少し基準が違って、一部損は10%〜30%未満,半損30%〜80%未満、全損80%以上です。
家財の損害割合は、食器陶器類、電気器具類、家具類、身の回り品、衣服寝具類の5つにわけてそれぞれの損害率を合計して何%かを出します。これも原則として担当が出向いて調査します。


4.建物もそうですが、壊れたものが散乱したまま調査の人を待つのでは生活できません。写メやデジカメで被害の状況を撮影しておいて、応急措置や復旧作業を行ってください。後で見せてもらえれば大丈夫です。写真も撮らずに直したしまったという場合でも、お話をよく聞きますのでダメということはありません。
[4154] 実際に被災地に行って
big - 2011年03月27日 (日) 18時02分

3月11日の大震災に呼び起されたかのように、15日に富士宮市にも震度6強の地震がありました。
大震災に隠れてほとんど報道されなかったけれど「あれだけの揺れで東海地震じゃないの? “本番!はどれほどの被害が出るんだ!」と被災者の方を言わしめたほどの地震。
恐らく損保全体では1,000軒以上の地震保険加入者の方の被害があったのではないかと思います。

地震保険加入者の方から、事故の通知があり、bigも調査のため現地入り。2日間にわたり被災者宅を訪問しました。

静岡県は、小さい頃から防災教育が徹底されており、地震の備えに対してはDNAに組み込まれたかのように意識が高い。
おうかがいした方は
「この間、市の助成を受け、耐震補強工事を終えたばかり」
「数年前に補強工事は終えた」
「家具はぜんぶ倒れないように固定しているよ」
という方の割合が高いのには驚いた。

そうしたお宅のうち、一軒では、屋根瓦がほとんど一面がずれ、基礎にヒビがあったので、一部損認定。地震保険金額1000万のうち5%の、50万をお支払いすることで了解を得てすぐに保険金をお支払いすることができました。家財には損害がなく無責。


一方、比較的地盤の悪い、しかも築年数30年以上の建物では、被害が屋根はもちろん、柱にまで割れが発生していました。
こうしたおうちの場合は、半損認定となり、地震保険金額500万円の50%である250万円をお支払いすることとなりました。

地震の被害は、建物の構造、地盤の固さにより大きく異なります。田んぼの跡に建てたり、元の河川敷であったり、盛り土をしたようなお家では、地盤が軟弱なため、やはり揺れが大きくならざるを得ません。

「うちは断層の上に建っているんだよ」
という方もいました。たしかに敷地内のコンクリートの駐車場の以下には大きくひび割れています。
どんなに強固な家でも、大地に引き裂かれては持ちこたえられません。




宇宙の彼方から地球上を眺めたら、広大な大地の上に、ゴマ粒のように家や人々がへばりついて、生きてうごめいてうごめいて見えることでしょう。大地震など地球がちょっと身震いするようなもので、でもそれだけでゴマ粒は潰れ消し飛んでしまうような小さな存在。


しかしゴマ粒たちは、保険制度という互助制度という仕組みを考え出して、一粒一粒が生き抜くために、幸せに踊ることができるように、お互いに助け合おうとしています。

[4156] 地震保険確認窓口 0120−501−331
big - 2011年03月28日 (月) 07時54分

大震災のあと、地震や津波などで地震保険の契約している損害保険会社がどこか分からないとか、保険内容を確認できないという相談が数多く寄せられています。

このため、協会ではこうした相談に応じるため、今日から専用の電話相談窓口を設置することになりました。

電話相談窓口では、被災者が、名前や住所、電話番号を伝えれば、遅くても10日ほどで契約している保険会社から連絡が来て、保険内容の確認などができるということです。

電話番号は、0120−501−331で、受け付け時間は、平日の午前9時から午後5時までで、問い合わせは地震保険に限られます。



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