[73] いらっしゃいませ |
- おはぎ@管理人 - 2003年11月06日 (木) 02時03分
ふじいしょうこさん、初めまして。管理人のおはぎです。 卒論にクレヨン王国を取り上げていらっしゃるとは凄いですね。 私自身は分析や考察といったことが苦手なので、羨ましくも頭が下がります。 さて、本題のご質問について。前述の通り分析は得意と言いがたいのですが、一応私見を述べさせていただきますね。
1)新月さまの家は、“クレヨン王国でも、人間世界でもない世界にある”とするべきだと思います。ルカとモニカは王国内を移動して新月さまの元へ行ったわけではないので。領土としてゴールデン国王が治めているようには見えませんし。ただ、同じお月さまの三日月さまがクレヨン王国内のお屋敷に住んでいる(春の小川)という点が気になるといえば気になります。 2)こちらも“クレヨン王国ではない、自然界の住人”とすべきだと思います。王国を含む世界を広く「クレヨン王国」として捉えるならば、風たちも住人といえますが、何より『赤いぼうし』で風の老兵がクレヨンと自分達を別のいきものとして語っていますので。 3)これが一番問題ですね。2でも少し触れていますが、「クレヨン王国」を国として捉えるか世界として捉えるかにもよりますし。何より、シリーズが長く続く中で、王国の世界設定も変化していると思われます。“地球とは別の世界に存在する国”という解釈は間違っていないと思いますが、『月のたまご』の県庁都市などの設定は、そのまま全作品の解釈には使えないと思います。
以上、今現在の私の考えをまとめてみました。正直きちんと分析考察しているわけではないので、勘違いや思い込みで語っている部分もあり、評論の参考にならなかったらすみません。もう少し煮詰めた回答ができればよかったのですが。
>『これは王国のかぎ』続き 『樹上のゆりかご』のことですね。主人公が同じとはいえ作品の雰囲気も違っているので、人によって好みが分かれると思いますが、よろしかったら読んでみて下さい。ちょっぴり大人びたひろみに会えます。
|
|