投稿日：2010年12月06日 (月) 12時37分

はたして男は殺人者なのか、という謎を軸に物語は進むが、謎解きを主眼にしたものではなく、同じ高級アパートに越してきた女グレアムとの恋、二人の精神的な葛藤のドラマ。最初は男の無実を信じていた女が、男がしばしば抑制できない怒りを噴出させるのを見て、不審を感じ始める。観客には男は白とはっきりしている作りなので盛り上がりに欠ける。ヒッチコックが撮ればもっと面白くなったかも。２★ ハンフリー・ボガート、グロリア・グレアム、アート・スミス、マーサ・スチュワート、カール・ベントン・リード

投稿日：2010年12月04日 (土) 13時58分

世の中、訳の解らぬ災難はある。この事象を大半だらだらと見せる。オチもそのままだ。シャラマンは外れが多いが、これまた大外れ。でもどうしてこの人を見たくなるのだろう。１★ マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル、ジョン・レグイザモ、スペンサー・ブレスリン、ベティ・バックリー、アシュリン・サンチェス、ゾーイ・デシャネル

投稿日：2010年12月02日 (木) 18時42分

仲間の裏切りで逮捕される直前、ダイヤモンド“ブルー・ストリーク”を建設中のビルに隠した宝石泥棒マイルズ。やがて刑務所から出所したマイルズはダイヤを回収しに向かうが、そこは何とロス市警になっていた。主演のマーティン・ローレンスは人気コメディアンらしいが大阪クサイ個人プレイが鼻に付く。それを押さえていれば結構面白いのに、惜しい。３★ ピーター・グリーン、ルーク・ウィルソン、ウィリアム・フォーサイス、マーティン・ローレンス、ピーター・グリーン、ニコール・アリ・パーカー

投稿日：2010年11月30日 (火) 08時15分

仮想空間ＯＺに入っているアバターの一つが暴走して行くさまと青春ストリーが一緒になったアニメ。ストーリーは良くあるので普通。アニメのクオリティーは高い。３★ 谷村美月、神木隆之介、斎藤歩、桜庭ななみ、谷川清美、信澤三恵子、横川貴大

投稿日：2010年11月26日 (金) 10時51分

ワイルダーの初期作品。一応はサスペンスの範疇かとは思うが、飄々とした主人公の持ち味、ホテルのエジプト人オーナー、イタリア軍の将軍のコメディぶりなどで、コミカルな風味が入り混じっている。後年の『第十七捕虜収容所』を予感させるが、出来ははるかにあちらが上。本作はサスペンスと悲劇性、のんびりした笑いなどの要素がごちゃまぜで、結果どっちつかずで焦点がぼやけてしまった。２★ アン・バクスター、エリッヒ・フォン・シュトロハイム、エイキム・タミロフ、フランチョット・トーン、ペーター・ヴァン・アイク、フランチョット・トーン

投稿日：2010年11月24日 (水) 12時19分

う〜〜〜ん、これだけのキャストを使ったのに、結局はつまらなかった。男と女、人生いろいろあるさ。ＳFの扱い方も安っぽすぎる。１★ ジム・キャリー ケイト・ウィンスレット キルスティン・ダンスト マーク・ラファロ イライジャ・ウッド トム・ウィルキンソン ジェーン・アダムズ デヴィッド・クロス

投稿日：2010年11月20日 (土) 21時11分

題名はこうだが、コメディ・サスペンスで、幾重にも織り込まれた筋立てはご都合主義のところなど吹っ飛んでしまう良い出来だ。愛国的心優しい（？）古い映画好きの殺し屋（ティム・アレン＝俳優・コメディアン・声優・作家）が面白い。この人の出番はティファニーで朝食をで始まり、ラストはハッピーな気分で雨の中ジーン・ケリーになっています。（悪い奴を随分殺したのだが）４★ クリスチャン・スレイター ティム・アレン リチャード・ドレイファス ポーシャ・デ・ロッシ ビリー・コノリー

投稿日：2010年11月19日 (金) 08時17分

数バージョンが存在するらしいが、初公開は興行は失敗だったと聞く。年を経てフィルム・ノワールの傑作と称されるようになる。冒頭の長回しは映画史に輝く傑出したものとして有名。１００貫デブでド迫力のハンク警部（オーソン・ウェルズ）と、メキシコ人麻薬捜査官のヴァルガス（チャールトン・ヘストン）の確執を描いたものだが、善悪よりも人の業を見せつけている。しかし日本語字幕が直訳をしていて長く、複数の人物のものを続けていたり、追いつくのに四苦八苦、非常に悪い。マレーネ・ディートリッヒが妖艶な女としてカメオ出演している。ザ・ザ・ガボールも同様。３★ オーソン・ウェルズ チャールトン・ヘストン ジャネット・リー エイキム・タミロフ　マレーネ・ディートリッヒ　ザ・ザ・ガボール

投稿日：2010年11月17日 (水) 11時19分

ピューリッツァ賞を受賞したジャーナリスト、アナ・クィンドレンの小説をもとに描いた家族ドラマという。ある母娘の関係を軸に、家族の在り方や夫婦の絆、そして女の生き方を描く。レニー・ゼルウィガー繋がりで観たが、この手のものはいい加減に生きているこっちには困る。小さくなって静かに見た。２★ メリル・ストリープ レニー・ゼルウィガー ウィリアム・ハート トム スコット ニッキー・カット ローレン・グレアム

投稿日：2010年11月15日 (月) 18時03分

物語はさすが名作を映画化していることもあって、しっかりしています。ただ５００ページあると言われる物語を１時間半にしている苦労が目に見えて、全てのエッセンスを盛り込もうとするから大変。しかし見どころはオーソン・ウェルズの演技でしょう。 ジョーン・フォンティーンは「レベッカ」にも出ているが内容も何となく似ている。ジェーンの少女時代にエリザベス・テイラーが親友として出ている。美空ひばりと共演して邦画に出ていたマーガレット・オブライエンもちょこっと。３★ オーソン・ウェルズ ジョーン・フォンティーン マーガレット・オブライエン ペギー・アン・ガーナー エリザベス・テイラー