投稿日：2011年05月23日 (月) 16時08分

地球に資源を送る為、月の裏側で採掘をする男（サム）。従業員一名。あとは人工知的ロボット（ガーディー）だけ。単身赴任で三年間、孤独な生活を送ってきたが、そんな生活もあと二週間と迫った時・・・・思いもよらない展開が待っている。最初は孤独から来る解離性同一障害が出たのかとか、ガーディーが「２００１年宇宙の旅」のハルのような奴かと思ったりしたが・・・。辻褄があわなくなりそうな場面は一切描かず、観客に丸投げして、下手にグダグダ説明して突っ込まれるより潔い気がする。渋めのSF映画が好きな人は受けそう。面白いです。ちなみに監督はデビッド・ボウイの息子ダンカン・ジョーンズ の長編初監督作品とのことです。３〜４★ サム・ロックウェル、カヤ・スコデラーリオ、マルコム・スチュワート、ドミニク・マケリゴット

投稿日：2011年05月21日 (土) 11時34分

もっとリアリズムに徹した話しなのかと思っていたが、意外にメロドラマではないか。夫が金持ちになったのは100%妻（ルイーズ・レイナー）のおかげなのに、金の使い方は勝手に決めるし、女は囲うし、お大仁気取り。目先の欲望でしか考えていない（後に反省）。ルイーズ・レイナーは、この映画で二年連続のアカデミー主演女優賞だそうだ。しかも、ドイツ人でアカデミー賞を獲った女優は今まで彼女だけ。母親になったときの輝いた笑顔は美しかった。３★ ポール・ムニー、ルイーズ・レイナー、ウォルター・コノリー、ティリー・ロッシュ、チャーリー・グレープウィン、ジェシー・ラルフ、スー・ヤング

投稿日：2011年05月18日 (水) 22時06分

脚本の弱さのせいもあるが、スカーレット・ヨハンソンのキャラクタが生かされておらず、役者としての個性はローラ・リニーとアリシア・キーズの方がずっと光っていたように思う。「自分探しの女の子体験談」なので、そこに共感できる人向き、本場アメリカでは受けたらしい。３★ スカーレット・ヨハンソン、ローラ・リニー、アリシア・キーズ、クリス・エヴァンス、ニコラス・リース・アート、ポール・ジアマッティ

投稿日：2011年05月15日 (日) 11時20分

ロビン・ウィリアムス扮する「ダウトファイヤー夫人」の姿が話題を呼んだホーム・コメディ。他愛のないストーリーでロビン・ウィリアムスの達者な一人芸を楽しむだけ。アカデミー特殊メイク賞とその演技ははダスティン・ホフマンの「トッツィー」と双璧か。３★ ロビン・ウィリアムズ、サリー・フィールド、ピアース・ブロスナン、リサ・シャクブ、マーラ・ウイルソン、ロバート・プロスキー

投稿日：2011年05月14日 (土) 11時13分

不眠症のヤング・エグゼクティブのジャックは謎の男タイラーと出会う。彼の内なる心が次第に目覚め、殴り合いの集団ファイト・クラブが生まれ、エスカレートしてゆく。フィンチャーが「時計仕掛けのオレンジ」に触発されて作ったと言っているが、反体制の哲学を貫くタイラーの人格は「時計仕掛けのオレンジ」の主人公を想起させる。そしてタイラーはアイツだった。解離性同一障害を扱った作品。３★ ブラッド・ピット、エドワード・ノートン、ヘレナ・ボナム・カーター、ミートローフ、ジャレッド・レト、ザック・グルニエ、デビット・アンドリュース

投稿日：2011年05月12日 (木) 10時21分

登場人物はみんなアブナイ人ばかり、レニー・ゼルウィガーもこの人が好きだからそれでいいの！っていう中身のないオバカな女の子をうまく演じてる。キャラクターが端役に至るまで全員ぶっ飛んでるオハナシで、ちょっとレトロな雰囲気のバイオレンスもの。２★ ギル・ベロウズ、レニー・ゼルウィガー、ロリー・コクレイン、ジェフリー・コムズ、ピーター・フォンダ

投稿日：2011年05月10日 (火) 18時50分

戦争映画、社会派とか政治的映画の要素はあるが、アクションものとして観た方が良いかもしれない。「イラク戦争の主目的であった大量破壊兵器は結局発見されず、米軍はイラクを混乱させただけで新しい民主国家など作れなかった」ということが、アメリカの頭の悪いお役人たったひとりの嘘と裏付けも取らずに煽動したマスコミによってもたらされたものと言うわけだ。フィクションなのだが、事実こんな風だったのかもしれない。 マット・デイモン、グレッグ・キニア、ブレンダン・グリーソン、ハリド・アブダラ、ジェイソン・アイザックス、イガル・ノール

投稿日：2011年05月09日 (月) 17時19分

F1レーサーでレースに優勝した後、その足でモナコからドービルまで女性と会うために車で駆けつけるっていうありえない設定のキザlっぽさ(日本を縦断するくらいの長い距離)。男のロマンを描いたって言うがあほらしい。女も女で好きになって、いざベッドインの最中に死んだ夫のことを思い出しているし、昔はこんあ映画が受けたんだ。１★ アヌーク・エーメ、ジャン・ルイ・トランティニャン、ピエール バルー

投稿日：2011年05月07日 (土) 18時19分

チープなつくりもここまで来ると逆にお見事！B級映画の金太郎飴みたいな感じで、最初っから最後まで徹底して確信犯的なB級映画。トイザラスで売ってそうな水鉄砲が火星人の武器なのだが、この威力が凄まじい。すべてのものが、そうオモチャっぽいのである。もちろん火星人そのものも。ティム・バートンという人の感傷のない、悪意９割の作品。異星人が地球を侵略しに来て最後は単純なことで全滅するというオチはいろいろあったが、今回は最高にあほらしかった。これも彼の計算なのでしょう。それにしてもこれに参加した俳優の豪華なこと。３★ ジャック・ニコルソン、グレン・クローズ、アネット・ベニング、ピアース・ブロスナン、ナタリー・ポートマン、ダニー・デヴィート、マーティン・ショート、サラ・ジェシカ・パーカー、マイケル・J.フォックス、ロッド・スタイガー、トム・ジョーンズ、ルーカス・ハース

投稿日：2011年05月05日 (木) 18時56分

ダンディーでちょっと間抜けなギャング２人の仕事をメインとして、それにかかわる人々の話を順不同で構成した物語。ギャングとかカップル強盗とか年増のボクサーとその恋人とかが織り成す群像劇というわけだけど、いちいち細かい。凄い言葉の掛合いに英語が理解できたらなぁーーっと思った。血は飛び散るがタランティーノはこういった修羅場の描き方は実に巧い。時間軸の異なる話の順番をシャッフルさせた表現が、魅力の作品で、名作とは言えないが、見逃せない作品。４★ ブルース・ウィリス、ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、アマンダ・プラマー