投稿日：2011年06月10日 (金) 17時18分

ブライアン・デ・パルマ監督の初期の作品で、「ヒッチコックの後継者」と呼ばれたころだから、「サイコ」と「裏窓」をイメージさせるサスペンス。最後はシュールなギャグで落としていたので苦笑。まだデ・パルマらしさはないと思うが、そこそこ。３★ マーゴット・ギター、チャールズ・ダーニング、ジェニファー・ソルト、バーナード・ヒューズ、ウィリアム・フィンレイ

投稿日：2011年06月08日 (水) 19時00分

個人的には全く響くものは無かったが、まぁ最後まで飽きずに観れたのでそこそこいい映画（アカデミー賞候補）かな、テーマは「企業における雇用や解雇」では無くて、人生についての主人公の「バックパック哲学」？なのであり、途中からそのつもりで観ていた。「企業」とか「ビジネス」とか「職業」に関係する部分は全部無視。だってあんまりバカバカしいから。寓話のつもりかもしれないけど、ときどきアカデミー賞選考の人たちが騙されているものがあるなあ。１★ ジョージ・クルーニー、ベラ・ファーミガ、アナ・ケンドリック、ジェイソン・ベイトマン、メラニー・リンスキー、エイミー・モートン、サム・エリオット、J・K・シモンズ

投稿日：2011年06月06日 (月) 21時38分

言ってみればピカレスク・ロマンで、めまぐるしく変わる展開とどんでん返しの連続で、おそらくどんでん返しのチャンピオンではないだろうか。私、どんでん返し映画が大好物なので美味しくいただきましたが、新旧クライムムービーのテイストをあれもこれもと頂戴して描いたあくどさは天晴である。愛すべき下品。これはあなどれません。４★ ケビン・ベーコン、マット・ディロン、ネーブ・キャンベル、テレサ・ラッセル、デニース・リチャーズ、ロバート・ワグナー

投稿日：2011年06月03日 (金) 22時06分

NFLドラフト1巡目でボルチモア・レイブンズに指名されて入団したマイケル・オアーのエピソードに基づくハートフル・ストーリー。浮浪者同様のマイケルはこのセレブな肝っ玉母さんとの出会いがあり、家族全員に温かく迎え入れてもらい、才能が開く。実在の全員が存命だから善意満開の作品になっているが、こういう場合、それが鼻に付くようになりがちだが、そうではなくスマートに出来ている。それぞれのキャラもうまく、楽しんで観られる。エンド・ロールでは実在の本人たちが出てくる。本作ででアカデミー主演女優賞に輝いたサンドラ・ブロックは同年公開の「ウルトラ I LOVE YOU!」ではゴールデンラズベリー賞ワースト主演女優賞を受賞。授賞式出席を果たし、観客を沸かせたという。同じ年にアカデミー賞とゴールデンラズベリー賞をダブル受賞したのは史上初だそうだ。４★ サンドラ・ブロック、クィントン・アーロン、ティム マッグロウ、キャシー・ベイツ、リリー・コリンズ、レイ・マッキノン、キム・ディケンズ

投稿日：2011年06月02日 (木) 12時01分

無人になった宇宙ステーション付属の「森のドーム」で水遣りをしているロボット。これは「天空の城ラピュタ」のパクリじゃんと思ったほどストーリーの出来が悪い。４０年ほど前の作品だからそんな訳はないのだが・・・。テーマは今でも通用するだろうが何しろ脚本が悪い。後に「未知との遭遇」等の名特撮マンになるダグラス・トランブルの初監督作品と聞くが、監督稼業はもう止めたのかな。１★ ブルース・ダーン、クリフ・ポッツ、ロン・リフキン、ロン・リフキン、ジェシー・ヴィント

投稿日：2011年06月01日 (水) 10時00分

イーサン、ギア、チードルの三人の警官のそれぞれの苦悩をダークな雰囲気とハードボイルドタッチで描く。イーサンはアイリッシュ系の仲間を振り切り暴走、ギアは枯れ切った感じだがやはり正義感が強くて最後に活躍、チードルは潜入捜査官で仲間のギャング、スナイプスに肩入れしてしまう。終盤、３人の警官は同じ事件の現場でクロスするが。このクロスがあまり有効ではない。それにしても切なすぎる話、こんな大変な仕事なのに、年俸が２万ドルそこそこというのには驚き。それじゃ、腐敗があっても仕方ない。２★ リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードル、ウェズリー・スナイプス、ウィル・パットン、エレン・バーキン、ヴィンセント・ドノフリオ

投稿日：2011年05月30日 (月) 09時11分

コメディであり、ミュージカルでもあるが、本格ミュージカルを期待すると肩すかしをくらう。しかしいろんなスターの芸を見られるし、何といっても豪華女優陣が輝いている。ドリュー・バリモアが姉役のナタリー・ポートマンより７歳年上なのに奇跡のようにカワイイ。「潮風のいたずら」のゴールディ・ホーンが何とも魅力的に撮られている。キャスト全員が吹き替えなしと言う話題もあった。ジュリア・ロバーツがソロで一曲を歌いきったなんてこの作品以外には無いのではないか。３★ ウディ・アレン、アラン・アルダ、ドリュー・バリモア、ルーカス・ハース、ゴールディ・ホーン、ギャビー・ホフマン、ナターシャ・リオン、エドワード・ノートン、ナタリー・ポートマン、ジュリア・ロバーツ、ティム・ロス

投稿日：2011年05月28日 (土) 18時47分

いかにも憎らしげな男の子と、いかにも裏のありそうな老家政婦。どちらの言い分を信じるのか、どちらがしかけているのか、展開が何となく読めていても、観ごたえがある。モノクロは、デイビスをこれでもかというほどにひきたて彼女もまたそれに応じるかのように堂々と演じていく。これが大女優のオーラか。邦題は「妖婆の家」とあるが、これはまず過ぎる、ネタバレになってしまう。３★ ベティ・デイビス、ジル・ベネット、ウェンディ・クレイグ、ウィリアム・ディックス、パメラ・フランクリン

投稿日：2011年05月27日 (金) 10時04分

善が悪を追いかける単式的な話ではなく人物を掘り下げ描いていくところがいい。アクションとの両立は結構難しいと思うが、深みが出るか、流れが淀むかという諸刃の剣だけれど、登場人物の私生活に立ち入り、もう１つのプロットとして組み込んでいる。出演者それぞれ（ちょい役でさえ）全く手を抜くこと無く、人物の生活背景までも表わされている。例えば短いシーンだが、ニール（Ｒ・デ・ニーロ）に誘われドライバーになった男とその彼女のカップルは悲しかった。だから全ての登場人物に感情移入出来る作品だと思う。ナタリーポートマンがこれ又きゃわいらしいっす！「レオン」の頃の彼女が見られます。「24」でおなじみのパーマー大統領が出演してるが、信じられないくらい細かった。４〜５★ ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ヴァル・キルマー、ジョン・ボイト、トム・サイズモア、 ダイアン・ヴェノーラ、エイミー・ブレネマン、アシュレイ・ジャッド、ナタリー・ポートマン

投稿日：2011年05月25日 (水) 16時33分

ロードムービーなので内容は無いようなもの。今の映画に慣れすぎたせいか音楽の無い、７０年代の映画を観ると新鮮で新しいような感じさえ受けてしまう。人が語るのは、技術的なこととか完成度より、そのときに感じた感動や衝撃が色あせないで心に残ってるからなんだなぁと、やはり映画にはその時代時代の空気が詰まっているのだ。今はそう思って観た。３★ ジーン・ハックマン、アル・パチーノ、アイリーン・ブレナン、リチャード・リンチ、アン・ウェッジワース、ルターニャ・アルダ