投稿日：2011年09月13日 (火) 11時49分

80年代にヒットした「ベスト・キッド」を、舞台を中国に移してリメイクしたファミリードラマ。主役の少年ドレはウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスで、製作がウィル・スミス夫妻という、完全にファミリービジネス。ジャッキー演じるハンは、数多の悲しみを乗り越えて来た過去を持つ孤独の老境にさしかかった男です。そんな男がふとしたことで、ドレにカンフーを教えることに。脇役に回ったっことで、嵌り役と思えます。くたびれた風情も面白い。２★ ジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン、タラジ・Ｐ・ヘンソン、ルーク・カーベリー、ハン・ウェンウェン、ワン・ツェンウェイ、ユー・ロングァン

投稿日：2011年09月11日 (日) 09時44分

ストーリーは単純。典型的な巻き込まれ型ヒロインと、濡れ衣を着せられた凄腕エージェントの逃亡劇。アクション映画と言うより、ラブコメだと思わないと、いや、それでもどうしようもない映画です。世界を飛び回り、金をかけているのは解るが、トム・クルーズ、キャメロン・ディアスもいい齢をしてやる仕事じゃない。褒めるところを探すならカメラワークかな。１★ トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、ピーター・サースガード、ジョルディ・モリャ、ヴィオラ・デイヴィス、ポール・ダノ、デイル・ダイ

投稿日：2011年09月09日 (金) 16時14分

芸術家で美しいが気が強く独善的な母親のイングリッドとその娘アストリッド。15歳のアストリッドは母親に付いてゆくのが精いっぱい。母親が恋人を殺害したことから娘が里親にたらい回しになる話。この母親、男と寝ているあいだ娘を車で待たせ、帰ってきて娘にグチるという場面には驚きだが、アメリカの里親制度もすごい。まるで保健所の捨て犬をひきとるのを連想させる。映画の出来としてはわざとらしさが見え見えで好きになれない。２★ アリソン・ローマン、ミシェル・ファイファー、レニー・ゼルウィガー、ロビン・ライト・ペン、パトリック・フュジット 、コール・ハウザー、リズ・ストーパー、マーク・ドネード

投稿日：2011年09月07日 (水) 17時18分

昔のディスニーアニメみたいなストーリーでビリー・ワイルダーらしくない。ビリー・ワイルダーとビング・クロスビーの組み合わせはあまりうまく行っていないようだが、当時大スターのクロスビーのほうが新進の監督より力があったので、このようになったのかもしれない。２★ ビング・クロスビー、ジョーン・フォンティーン、ローランド・カルヴァー、リチャード・ヘイドン、ハロルド・ヴァーミリア、シグ・ルーマン、バート・ブライヴァル

投稿日：2011年09月05日 (月) 18時53分

制作が77年だから、例のムーン・ホークス説が出たあと、おそらくこの説に刺激されて作られたのだろうが、それより先に構想はあったのだろうか。ＮＡＳＡが仕組んだ巨大な陰謀説を、ジャンルの選択が難しいほどにありとあらゆる要素を叩き込んで造り上げられた極上のエンタテインメントだ。強いて言うなら「社会派サスペンス」かな。アメリカって、宇宙人が居るよと思わせる発言も政府高官がしているかと思えば、明確に否定する人も居る。これはＣＩＡが最も得意とする、両面作戦の典型。映画「エイリアン」の「エイリアン」という単語は、政府がそう表現しなさいと押し付けたと言う噂も聞く。これで宇宙人は怖いと思わせといて、一方では「ET」と言う実際に研究者が使う単語を流行らせて、いや宇宙人はいい人？ですと語る。そんなアメリカを見せてくれる作品だ。３★ エリオット・グールド、ジェームズ・ブローリン、テリー・サバラス、サム・ウォーターストン、Ｏ・Ｊ・シンプソン、ロバート・ウォーデン、ハル・ホルブルック、ブレンダ・バッカロ

投稿日：2011年09月03日 (土) 16時09分

ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの共演。そこを楽しみたいって人にはサイコーでしょう。でもジョニーはボヤっとしてます。役作りで太ってるのか輪郭がボヤっとしてます。おまけにストーリーまでボヤっとしてます。監督はあの「善き人のためのソナタ」の人なんだそうですが、こういうタイプの映画には慣れてなかったのかな？メリハリもなく、やたらとチンタラしています。観光案内映画というほど景色も生きていません。３★ ジョニー・デップ、アンジェリーナ・ジョリー、ポール・ベタニー、ティモシー・ダルトン、スティーヴン・バーコフ、ルーファス・シーウェル、クリスチャン・デ・シーカ

投稿日：2011年09月01日 (木) 21時46分

カオス理論のバタフライ効果を題材にしたＳＦ。いくつかの「過去に干渉する系ストーリー」をみると、とにかくこのジャンルは、ＳＦ作家・漫画家達が、アイデアを絞って描き尽くし、大概のパターンは描かれてしまっていると言っても過言ではない。本作の主人公エヴァンがバタフライ・エフェクトの原点となるポイントへジャンプを繰り返す「動機づけ」の為に、無理矢理不幸な目に遭わされているようにも見え、それが漫画的だったりするが、かろうじて、児童虐待などのエピソードがシビアで、ふざけた話にはなっておらず、出来は良い方だ。３★ アシュトン・カッチャー/ジョン・パトリック・アメドリン、エイミー・スマート/アイリーン・ゴロヴァイア、ウィリアム・リー・スコット/ジェシー・ジェイムス、エルデン・ヘンソン/ケヴィン・シュミット、メローラ・ウォルターズ、,エリック・ストルツ、ローガン・ラーマン、イーサン・サプリー

投稿日：2011年08月31日 (水) 10時19分

フレンチ＝インディアン戦争（フランスとイギリスの覇権戦争）を背景に何度も映画化された話。モヒカン族の長とその息子、白人であるが長の養子である男。イギリス軍指揮官の２人の娘。イギリス軍に復讐心を燃やす、フランス側のヒューロン族。「ラスト・サムライ」とかこの映画とか、「ラスト」のつくものは当然ながらテイストも似ている。本作の前、世界にヒットを飛ばした「ダンス・ウィズ・ウルブズ」は、ネイティブアメリカンを豊かに描きあげたが、本作はネイティヴ・アメリカンを馬鹿にしてる。単なる娯楽作品として観ればいい。２★ ダニエル・デイ=ルイス、マデリーン・ストウ、ジョディ・メイ、ラッセル・ミーンズ、エリック・シュウェイグ、スティーヴン・ウォディントン、ピート・ポスルスウェイト、ウェス・ステューディ、パトリス・シェロー

投稿日：2011年08月29日 (月) 15時23分

70年代のアメリカ,人種差別が深くのこるヴァージニアで実際にあったエピソードを基にしたスポーツ・ヒューマン・ドラマ。大人たちの確執と憎悪の中、若者たちはフットボールを通じてその壁をのり越えかたい友情で結ばれていき、やがて大人たちも巻き込まれてゆく。ごく普通の作品だが、この映画を盛りたてているのが一人の子役。こましゃくれたアメフトだい好きな少女がなんとも良い役どころの、この作品を凡作にさせなかった最優秀演技者だろう。３★ この少女を演じたヘイデン・パネッティーア（現在22才）は2007年にシーシェパードとともに捕鯨の妨害行為（およびその広報映像撮影）を行うために来日。この時、彼女は他の豪州出身者と米国出身者からなる5人のサーファーとともに和歌山県太地町の漁場において10分以上に渡ってイルカ漁に対する妨害行為を行った。動物愛護団体PETAはこの行動を評価し、彼女を表彰した。この行為に対し日本の警察から逮捕状が出されたとヘイデン側は主張しているが、週刊誌の取材を受けた日本の警察側は逮捕状の存在を否定している。彼女はノルウェーや日本の大使館に対して捕鯨をやめるよう抗議文書を送っている。他方で、米国で現在も行われている先住民による捕鯨については擁護するという、矛盾した行動をしている。また、反捕鯨活動の一環として、日本製品の不買・日本への不渡航を呼び掛けている。（ウィキペディア） デンゼル・ワシントン、ウィル・パットン、キップ・パルデュー、ウッド・ハリス、ライアン・ハースト、ドナルド・アデオサン・フェイソン、ヘイデン・パネッティーア、ニコール・アリ・パーカー、イーサン・サプリー

投稿日：2011年08月27日 (土) 09時04分

製作総指揮スティーヴン・スピルバーグ、監督ピーター・ジャクソン、それに原作がベスト・セラーということなのか、世間の評判はすこぶる良かったらしいが、どうにも入ってゆけなかった。殺害されてしまった14歳の少女・スージーが、天国から家族や友人、そして犯人の人生を見届ける話だが、つまらなかった。１★ マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、シアーシャ・ローナン、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ、マイケル・インペリオリ、ローズ・マクアイヴァー