投稿日：2011年10月05日 (水) 19時18分

都会をさまようアリス。少女と男のどちらが先導のウサギか、アリスか。とても退屈な映画だ。どういう人がそうなのかは知らないがヴィム・ヴェンダースはその人たちにはすこぶる評判が良い。こういう人たちが何かと書きまくるので目に付いてしまう。しかしつまらない映画だ。「ベルリン天使の詩」もこういう人たちが褒めているので、見ない事にしよう。１★ リュディガー・フォクラー、イエラ・ロットレンダー、リザ・クロイツァー

投稿日：2011年10月03日 (月) 17時46分

この作品を観る前に、とんでもない批評を読んでしまった。ブルースのオタクらしく、この映画はブルース愛好家には気に入らぬと、ことごとくアラを探して、けなしているものだった。さて、こっちは音楽はよく分からないので、そんなものなのかなあと期待せす観始めた。でも結構面白く出来ている。「ベスト・キッド」「いとこのビニー」のラルフ・マッチオのギターはなかなかで、もちろんアフレコなんでしょうが、フィンガリングがぴったり合ってます。それとジョー・セネカ、このじいさんもいいです。どこかで見たような気がしていたらポール・ニューマンの「評決」で証人の医師役で見ていたのだ。ギター対決でラルフ・マッチオの相手は、若かりし日のスティーヴ・ヴァイ（名だたるバンドを渡り歩いた、泣く子も黙る「渡世人ギタリスト」なんだってね）で、負けるはずはないのだが、このシーンのヴァイ先生の負けっぷりが、何ともわざとらしくて笑えた。３★ ラルフ・マッチオ、ジョー・セネカ、ジェイミー・ガーツ、ロバート・ジャッド、ジョー・モートン、スティーヴ・ヴァイ、ハリー・ケリー・Jr

投稿日：2011年10月02日 (日) 13時13分

1993年10月3日に起きたモガディシュの戦闘を描いた作品。ソマリア和平に反対するアイディード将軍の副官2名を捕らえるための作戦中、戦闘ヘリコプターブラックホーク号がアイディード民兵に撃墜される。「Black Hawk down, Black Hawk, down！」という乗組員の叫びがこの映画のタイトルになっている。ここからが悪夢の始まりで、撃墜されたブラックホークの生存者を救出するために２機目のヘリが派遣されるが、それも撃ち落とされる。またしても生存者と遺体を基地に取り戻すための戦車部隊が投入される。だが、ソマリア民兵はウンカの如く現れて、倒しても倒しても不気味なほどの数で押し寄せてくる。もう米軍兵士達はひたすら弾を撃ち尽くすのみ。名作「プライベート・ライアン」にはドラマがあったが、この作品はドラマ的演出をほとんど排除しているので、まるでドキュメント映像だ。数多くの俳優が出ているが、誰が誰だか分からない。でもそれでいい。とんでもない金をつぎ込んだ作品だ。この作戦は米軍の敗北のように見えるが、実際の死者は米軍18名、ソマリア民兵は約１０００名と言われている。３★ ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア、エリック・バナ、ジェイソン・アイザックス、サム・シェパード、ロン・エルダート、ユエン・ブレンナー、ウィリアム・フィッチナー、トム・ハーディ、オーランド・ブルーム

投稿日：2011年09月30日 (金) 10時17分

最初のスペイン人のセリフ「想像力とスキルを使え、全ては主観的なものだ」 そう振っておいて、押しつけがましい映像をどうぞ寝てしまって下さいとばかりに続けた。１★

投稿日：2011年09月26日 (月) 23時37分

いかにもディズニーらしい当たり前の楽しい作品。制作がピクサーだから損はしない。ところで冒頭にシンデレラ城だけでピクサーの電気スタンドがなかったが、ピクサーとディズニーの関係は今どうなっているの。どっちが強いのよ。３★

投稿日：2011年09月23日 (金) 13時01分

原作はジョン・アービングのベストセラー,監督は「スティング」「明日に向かって撃て！」のジョージ・ロイ・ヒル。「性犯罪」「性同一性障害」「暗殺」「死」などネガティブな要素を描きながらも明るくほのぼのとした人生賛歌に仕上げた作品。突飛な運びもあってあっけにとられるが、これがアメリカ？。何かあると直ぐ別れてしまうお国柄だが、この夫婦はかなり深刻なはずだが元の鞘に収まるなんぞはアメリカ的じゃないと思ったり。原作の方が１０倍面白いというコメントもあったが、映画は別物。反則だろうと思うジョン・リスゴーのはまり役の存在感はみごと。３★

投稿日：2011年09月21日 (水) 09時27分

「ハスラー」から２５年経っての作品。前作のラストでミネソタ・ファッツに勝利したものの、賭けビリヤードの掟を破りその世界から追放されたという設定で、主人公・疾風のエディ（ポール・ニューマン）が、才能あるがお馬鹿な若者（トム・クルーズ）を見出し、かつての自分のように仕込もうとする。が結果、勝負魂を刺激され、自分が「カムバック」するまでの物語。監督はスコセッシに変わったが、彼にしては普通の映画である。本作でポール・ニューマンがアカデミー賞を得たのはまさに功労的な意味合いと思える、心動かされない作品。３★ ポール・ニューマン、トム・クルーズ、メアリー・エリザベス・マストラントニオ、ヘレン・シェイバー、ジョン・タトゥーロ、イギー・ポップ、フォレスト・ウィテカー、キース・マクレディ、エミリオ・エステベス

投稿日：2011年09月18日 (日) 13時18分

基はアメコミという。キリスト教の知識がないと分からぬ者が多々登場するので、調べた。「ロンギヌスの槍」十字架に架けられたイエス・キリストの脇腹を、盲目のローマ軍の百卒長：ガイウス・カシウスがキリストが死亡している事を確認するために槍で突いたと記されている。「運命の聖槍」と呼ばれ、この槍を手にする者は世界を制すると言われた。「ガブリエル」キリスト教では聖母マリアに受胎告知をし、イスラム教ではムハンマドにコーランの啓示を授けたとされる大天使。「バルサザール」キリストの生誕を祝福した東方の三賢者の一人。映画に登場するバルサザールは悪魔のハーフブリードで、サタンの使者。「ルシファー」悪魔の頂点に君臨する者。ルシファーはもともと全天使の長であったが、神と対立した為に天国を追放され、敵対者（サタン）となったという。「マモン」キリスト教における７つの大罪のひとつ。貪欲を司る悪魔。映画ではルシファーの子であり、父親の支配に我慢できずに自分の王国を作ろうとしている。ということで、観たが好みではなかった。２★ キアヌ・リーブス、レイチェル・ワイズ、シャイア・ラブーフ、ジャイモン・ハンスゥ、ブルイット・テイラー・ヴィンス、マックス・ベイカー、、ティルダ・スウィントン

投稿日：2011年09月17日 (土) 16時11分

ヤン・イクチュンの力量に驚かされる。主演、監督、脚本も兼ねたという、低予算のせいもあるのかもしれないが、長編デビュー作なのに凄い才能だ。この手のものとしては北野たけしより巧い。主人公サンフンが、自己嫌悪からも、自己憐憫でもなく、孤独にひたむきにそういう生き方はやめようと決意する撮り方が、こちらに響いてくる。納得できない運びは多少あるが目をつぶっていられる。３★ ヤン・イクチュン、キム・コッピ、チョン・マンシク、ユン・スンフン、キム・ヒス、パク・チョンスン、チェ・ヨンミン、イ・ファン、オ・ジヘ

投稿日：2011年09月14日 (水) 23時36分

2004年のデンマーク映画「ある愛の風景」を豪華キャストでハリウッド・リメイクしたヒューマン・ドラマ。戦地で心に大きな傷を負ったひとりの帰還兵の苦悩と、それを迎える家族の葛藤を描く。何かとオリジナルと比べられて評判はいまいちだったらしい。当方は初めて観たので、それは解らないが、いまいち掘り下げ方が足りないように思えた。こういう話は難しいが監督の技量が問われる。２★ トビー・マグワイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン、サム・シェパード、メア・ウィニンガム、ベイリー・マディソン、テイラー・ギア