投稿日：2012年06月29日 (金) 16時28分

平凡な日常を送る専業主婦が、ジグソーパズルの才能に目覚め、家族に内緒でパズル大会への出場を目指して練習を重ねる中で新たな人生の喜びを見出していく姿を描くアルゼンチン発のハートフル・ドラマ。世間ではそこそこの評判だったらしい。えっ、この作品に限って言えばこの人アルゼンチンの小津かい？この手の作品が好きな人はかなりいるのだなあ。とってもつまらない。１★ マリア・オネット、ガブリエル・ゴイティ、アルトゥーロ・ゴッツ、エニー・トライレス

投稿日：2012年06月26日 (火) 12時45分

制作はオーストリア。サスペンスなれど、コメディタッチ。ホロコーストものだけど、暗く悲惨な話にはなり過ぎず、対照的な主人公二人が織りなすかけ引きは、そこそこ面白い。ミケランジェロのデッサンの真贋を巡って、二転三転劇が始まる。観客には早々に本物のデッサンの所在は分かってしまい、サスペンスとして観るならばがっかりするが、監督の意図はそこにはないだろう。欲望をむき出しにしてはいるものの、最後まで彼ら二人は憎み合っていないという雰囲気がこの映画の余韻を生み、物語の大きさを感じる。ハリウッドには無い作りだ。４★ モーリッツ・ブライブトロイ　ゲオルク・フリードリヒ　ウーズラ・シュトラウス　ウーヴェ・ボーム

投稿日：2012年06月24日 (日) 12時37分

ディズニーの王道作品。営業は大成功だったらしい。良い意味でも悪い意味でも良く出来た映画。感動しない感動映画。元が実話だけにいろいろ勉強しちまった。今ではグリーン上で遠い方の玉を打つ時は前にある他の玉はマークして取り上げてもらうのに、当時はそのままじゃまをしてたのだって。本当？なんだろうねえ。そんなこんなで、つまらない。１★ シャイア・ラブーフ、スティーヴン・ディレイン、ピーター・ファース、イライアス・コティーズ、ジョシュ・フリッター

投稿日：2012年06月21日 (木) 15時45分

時代背景から、映画のモデルはイギリスのブレア首相とすぐ分かるが、彼のスキャンダルな事は真実に近いかもと思わせるあたりが面白い。それにしても上手くフィクションとして作った。話はヒッチコック風、古典的だ。細部への疑問は、なぜカーナビは消去あるいは警察の捜査を受けていないのか、バイクの強盗は何者か分からないとか、ラストで明らかになる謎は暗号ミステリとしてはあまりにもお粗末じゃないかとか、いったい何のために前任ゴーストライターは殺されるようなことまでしたのかとか、「解」は二の次なのか。極端にいえば、物語なんてどうでもいいのだろう。素晴らしいのは画面に満ち満ちた「不穏さ」につきる。余計なことだが、舞台となっている風景はアメリカには見えない（撮影はドイツらしい）。ポランスキーさん、かの国には入国できない身の上なので、仕方ないのだね。４★ ユアン・マクレガー　ピアース・ブロスナン　キム・キャトラル　オリヴィア・ウィリアムズ　トム・ウィルキンソン

投稿日：2012年06月19日 (火) 09時31分

今もバチカンでは実際にエクソシスト養成教室があるという。主人公マイケルが神学生でありながら信仰心が薄く、悪魔憑きについても懐疑的なため百聞は一見にしかず、実際の悪魔払いを見てこいと教室を追い出され、小さな教会を訪ねる。経験豊富な一流エクソシストのはずのルーカス神父（アンソニー・ホプキンス）は、儀式の最中に携帯電話を受けたり、教会も廃墟同然で怪しすぎる。そこがなんとも面白い。キリスト教的信仰心を持たない普通の日本人にとっては悪魔って怖くないんだと思うがどうなんだろう。２★ アンソニー・ホプキンス　コリン・オドナヒュー　アリシー・ブラガ　キーラン・ハインズ　トビー・ジョーンズ

投稿日：2012年06月10日 (日) 15時42分

ピッグス湾事件を元に作られた。原題「GOOD SHEPHERD」は聖書の隠語という。新約聖書から引用すれば「私は第一に善き羊飼いで有りたい、善き羊飼いとは羊の為なら命をも捧げる」とのことで、本作は、この羊が何かを問うている。普通の人に見えるけどスパイ、と言う等身大な姿を笑顔を捨てた内面で上手く演じるマット・デイモン。父と息子と夫婦と、そして家族の愛を投影した重厚な物語、更に本当のスパイ映画らしい充足感。ロバート・デ・ニーロは監督よりも俳優に徹して欲しい。自分が監督した作品で、自分が一番冴えないとは奥床しさにも程がある。御大イーストウッドみたいにやっても良いのじゃないか。全体を見渡すと起伏に欠けた演出と言わざるを得ない。そして解りにくくするのが必要以上に使う時系列シャッフル。多くの登場人物を理解するには一度では無理だ。４★ マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、ロバート・デ・ニーロ 、エディ・レッドメイン、タミー・ブランチャード、リー・ペイス、ウィリアム・ハート

投稿日：2012年06月07日 (木) 18時56分

公開当時から食指は動かなかったが、タランティーノなら見ておこうという気になった。監督は映画オタクで有名だが、いろんな映画のパクリ？パロディ？オマージュ？が随所にあって、それを探してみるのもこの作品を楽しむ一つの方法かもしれない。はっきり言って何でもありの内容。日本刀もって飛行機に乗ってるし、バイクのホルダーには日本刀はさしてあるし、高級料亭（千と千尋の神隠しの湯屋みたいな）？にはロックバンドが唄って客は踊ってるし、なんかはちゃめちゃだけどいい味出している。メッタ切りのシーンは、「残虐」などと考えず、「コメディ」だと思えばいい。クライマックスに梶芽衣子が歌う「修羅の花」が流れてきたときにはほほ〜で、「ここまでやるか？」って感じで大笑い。２★ ユマ・サーマン、デヴィッド・キャラダイン、ダリル・ハンナ、ルーシー・リュー、千葉真一、栗山千明

投稿日：2012年06月05日 (火) 20時53分

遺伝子操作の失敗によって“森”が意志を持って人々を襲い、都市を破壊するようになった300年後の地球。テーマはよくあるもので、映像の努力は買うがドラマ性に乏しく残念。２★ アギト - 勝地涼　トゥーラ - 宮�ｱあおい　ヨルダ - 古手川祐子　カイン - 濱口優

投稿日：2012年06月04日 (月) 18時40分

なんじゃこの変な映画は？下手くそなんかな？狙いなんかな？よく分からん。この映画は有名親子で作ってるらしいのだが、独りよがりで、オチだって古いよ。運びもすっきりと筋を通して見せろつうんだ。最低。１★ ジュリア・オーモンド、ビル・プルマン、フレンチ・スチュワート、ペル・ジェームス、ライアン・シンプキンス

投稿日：2012年06月02日 (土) 17時56分

デ・パルマの初期の作品で「オペラ座の怪人」のパロディと言っていいと思うが、これがまさにＢ級の味がぷんぷんする傑作。この時代を感じるハードロック音楽が好きならばみられるかも、好き嫌いが分かれるところだ。３★ ポール・ウィリアムス 　 ウィリアム・フィンレイ 　ジェシカ・ハーパー　ジョージ・メモリ　ジェリット・グラハム