投稿日:2012年01月15日 (日) 17時32分
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50年代アメリカの伝統的なピューリタニズム。セックスに対しても物欲に対しても禁欲的、罪悪視。禁酒法が施行され、南部ではKKKが復興したりした時期。自由への渇望と不寛容の葛藤。これは程度と形を変えつつも、アメリカ社会の基本的な構図で、それを背景に描かれている。貧しさにあえぐ男が、上昇する機会をつかもうと罪を犯す悲劇。時と場所を変えて描かれる普遍的なテーマだ。筋は単純だがこのテーマの先駆け的作品。19歳のエリザベス・テイラーが眩しい。3★ モンゴメリー・クリフト、エリザベス・テイラー、シェリー・ウィンタース、レイモンド・バー、アン・リヴィア |
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