投稿日:2011年09月05日 (月) 18時53分
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制作が77年だから、例のムーン・ホークス説が出たあと、おそらくこの説に刺激されて作られたのだろうが、それより先に構想はあったのだろうか。NASAが仕組んだ巨大な陰謀説を、ジャンルの選択が難しいほどにありとあらゆる要素を叩き込んで造り上げられた極上のエンタテインメントだ。強いて言うなら「社会派サスペンス」かな。アメリカって、宇宙人が居るよと思わせる発言も政府高官がしているかと思えば、明確に否定する人も居る。これはCIAが最も得意とする、両面作戦の典型。映画「エイリアン」の「エイリアン」という単語は、政府がそう表現しなさいと押し付けたと言う噂も聞く。これで宇宙人は怖いと思わせといて、一方では「ET」と言う実際に研究者が使う単語を流行らせて、いや宇宙人はいい人?ですと語る。そんなアメリカを見せてくれる作品だ。3★ エリオット・グールド、ジェームズ・ブローリン、テリー・サバラス、サム・ウォーターストン、O・J・シンプソン、ロバート・ウォーデン、ハル・ホルブルック、ブレンダ・バッカロ |
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