投稿日:2011年08月23日 (火) 14時55分
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フランス映画。表面的にはほとんど動きの無い日常風景が映し出されるだけ。繊細な演技と繊細なセリフが映画を底から支えて、ゆったりと物語を動かしていく。そこにあるエピソードもごくごく日常的なものばかり、一つ一つはさして面白みがある訳ではないけれども、丁寧に繊細にエピソードを積み上げて、観客をこの小さな世界へと惹きつけて導いていく。中で映画を観ようというシーンがあるが、このとき「日本映画は退屈だから」などと言わせているが、本作も退屈と言えばかなり退屈だ。始まってほどなくラストシーンも見えてきてしまう。しかし2時間付き合えた。3★ クリスティン・スコット・トーマス、エルザ・ジルベルスタイン、セルジュ・アザナヴィシウス、ロラン・グレヴィル、フレデリック・ピエロ、リズ・セギュール、ジャン=クロード・アルノー、ムス・ズエリ、カトリーヌ・オスマラン |
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