投稿日:2011年06月26日 (日) 09時25分
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夢と現実との世界がつながっていて、スケールの大きな話なのか、小さな話なのか、分からないところがいい。夢探偵パプリカが夢に入り込んだとたん、画面が生き生きしてきて、アニメーションでしか出来ないイメージの表現が次々と現れる。空を飛ぶ、というより、空間を自由に移動するときの浮遊感がいい。宮崎駿や押井守とは別の自由度。夢の中だから何でも出来る、「その何でも出来る」という感じをどう表現するかだ。ここが素晴らしいところで、これに似た発想の「インセプション」などは足元にも及ばないだろう。音楽もいい。これは今敏の最高傑作ではないだろうか。4★ 林原めぐみ、古谷徹、江守徹、堀勝之祐、大塚明夫 |
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