投稿日:2010年02月05日 (金) 23時22分
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この作品で見せられる戦争はとてもフェアに遂行されている。戦闘の場面が無いからそう思うのか、同じ第一次大戦の『西部戦線異状なし』と比べると、浮世離れさえしている。なにしろ、パリから捕虜への差し入れは未開封で届けられるし、ラストの国境をめぐるドイツ兵の台詞も意外にあっさりとフェアだ。この大戦に参戦した日本もドイツの捕虜の扱いは非常に紳士的だったと教わったが、そういう時代だったのか。非常にヒューマンで平和へのメッセージを内包した反戦映画だ。強面のドイツ将校役のエリッヒ・フォン・シュトロハイムが何とも良い。 ジャン・ギャバン ピエール・フレネー エリッヒ・フォン・シュトロハイム ディタ・パルロ マルセル・ダリオ ディタ・パルロ ジュリアン・カレット |
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