投稿日:2013年06月04日 (火) 16時54分
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演出も映像センスも古く、古色蒼然たる大河ドラマだ。にもかかわらず、心に迫るものがある。それは20世紀という流血の世紀に生きざるをえなかった者たちの悲劇が今もなお続く今に、暗澹たる未来を投げかけるテーマそのものが古びていないからか。長いけれどしかし、政治に翻弄された一家の行く末を描くにはむしろ語りえない部分が多すぎて物足りないぐらいなのだが、一見の価値ある作品。およそ50年前の映画だが名作。4★ オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ、トム・コートネイ、アレック・ギネス、ジェラルディン・チャップリン |
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