投稿日:2013年05月08日 (水) 23時11分
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スタインベックの原作を忠実に、かつ、ゲイリー・シニーズとジョン・マルコヴィッチのすばらしい演技で映画として完成している。そして、主役のゲイリー・シニーズが監督と製作をしていることに、ホウという感じ。でもこの映画、最近の映画とは思えないほど地味すぎるところもある。確かに主人公二人の演技のすばらしさには目を見張るものがあるし、ラストの感動もあるが、物足りなさも感じる。物語の展開がストレートすぎるとでもいうか、主人公二人以外の部分での膨らましがないので、非常に単調な感じを受ける。もう少し脇役の人間描写やサイドストリーで、広がりを持っても良かったんじゃないかという印象だ。地味な雰囲気が監督の狙いなのかもしれないが、最近の映画という目で見れば、映画の味わいという部分で今ひとつな感じを受けた。3★ ジョン・マルコビッチ、レイ・ウォルストン、ケーシー・シーマズコ、シェリリン・フェン、ジョー・モートン |
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