投稿日:2013年05月03日 (金) 19時41分
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ドイツ内にもナチズムに抵抗する者たちは多くいた。有名なのはワルキューレ作戦の若者だが、この作品は逮捕からわずか5日。形ばかりの取調べと裁判とのち、猶予期間も認められず、処刑されてしまった大学生ゾフィーの実話。「ブリキの太鼓」の作者であるノーベル賞作家が、実はナチスの親衛隊に所属していたとか、ローマ法王がナチスの青少年組織に入っていたという過去が報道された事があったが、ローマ法王は「入りたくなかったけど、当時は仕方がなかった。」と言ったそうだが、確かにそうかもしれず、時代の奔流の前では個人の力など無に等しい。だが、本当に個人に責任はないのだろうか?この映画の主人公ゾフィー・ショルのように、わずか21歳で、自分の理想のために、そして祖国のために勇敢に戦った女性がいたというのに。ストーリーは取り調べが主で地味に事実を描いていてドラマ性は乏しい。2★ ユリア・イェンチ ファビアン・ヒンリヒス フリアン・シュテッター アレクサンダー・ヘルト |
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