投稿日：2013年01月17日 (木) 12時53分

ペドロ・アルモドバル監督の作品と言うのは登場人物がどこか普通の人で無いので、その世界観に不快感を持つ人は退いてしまうところがあると言われている。だからどの作品を見ても賛否両論が多いそうだ。この話の登場人物も両刀使いの夫から逃れて息子を育ててきたシングルマザーが主人公で、その脇を全身シリコン整形のオカマちゃん、オカマと関係を持って妊娠してしまった尼さん、レズビアンの大女優というわけで、コメディしか成立しないようなメンバー。でもペドロ・アルモドバル監督はこうしたハチャメチャな人物の相関を手際よくまとめて味わい深い人間模様を描写している。とは言うものの凄く面白いという訳ではない。アメリカでは作れなかったからアカデミー外国映画賞を獲ったのかな。スペイン映画。３★ セシリア・ロス　マリサ・パレデス　ペネロペ・クルス　アントニア・サン・フアン　カンデラ・ペニャ　ロサ・マリア・サルダ