投稿日:2012年11月30日 (金) 13時15分
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書くのを忘れていました感想。 最初は退屈な感じで始まる。前半は意味がよくわからなくて、我慢の子だ。いつSFになるんだ?と思いながら観ていたが、ナチス会の(潜伏してるというになんとストレートなネーミング)真の狙いがわかってからは、SFっぽいホラーを観ている気分になる。ナチ・ハンターのリーバーマン博士が、結果的にヒトラーに助けられたユダヤ人になってしまう、何とも皮肉なラストには、さらに薄ら寒ささえ感じた。黒髪碧眼の少年たちがその性格のまま成長して何が起こるか続編も観たい気分にさせる。グレゴリー・ペックと言えば『ローマの休日』のあのカッコ良い姿がまず思い浮かぶアメリカ人記者の役どころがぴったりだったダンディ。あの時から時がたっているとはいえ、同じ人とは思えないほどの変化ぶりに、ちょっとびっくり。言われなければ気がつかない風貌。そして涼しげなはずの二重瞼の目元は、狂気に満ち満ちていて、怪演。4★ グレゴリー・ペック ローレンス・オリヴィエ ジェームズ・メイソン リリー・パルマー |
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