投稿日:2012年10月09日 (火) 17時14分
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なんて騒々しい女だ、がに股で歩くし、粗野だし、言葉は汚い。こんな女カビリア。痛々しいまでのカビリアの人生、それでもこの映画が人生の暗闇ばかりが描かれているわけではなく、フェリーニらしく形式的な宗教への疑念はこの作品でも提示しているものの、この作品の中には人は自分自身の中に神の領域を持っている。なんて評論があったが、今見るとそれは解るような気もするが、なんかしっくりしない時代の差を感じてしまう。57年のアカデミー外国語映画賞作品だが、そんな時代だったのだなあ。2★ ジュリエッタ・マシーナ、フランソワ・ペリエ、アルド・シルヴァニ、アンソニー・クエイル |
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