投稿日:2012年10月05日 (金) 16時27分
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アルフレッド・ヒッチコックが、イングリッド・バーグマン&ジョセフ・コットン主演で描いた時代劇ドラマ。イギリスの流刑地だった19世紀オーストラリア。かつて犯罪者としてこの地へ送られ、一代で財を築きあげた街の有力者フラスキーの元に、一攫千金を狙うイギリス総督の甥チャールズがやって来る。チャールズはフラスキーの妻ヘンリエッタが心を病んでいることを知り、彼女を救おうとするが……。サスペンス色かなり薄めの恋愛ものって感じ。「サイコ」のような切迫した感じがなくアクが少ないので見やすいといえば見やすい反面物足りないとも言える。それでもヒッチコックは心情の描き方が鋭い。それも愛の表現なんかではなく人間の汚らしい部分を描かせてこそのヒッチコック。で、メイドのリリーが光るわけだ。このリリーがなくては病人食のような作品。2★ イングリッド・バーグマン、ジョセフ・コットン、マイケル・ワイルディング、マーガレット・レイトン |
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