投稿日:2011年08月15日 (月) 12時20分
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この映画は実在の人物ベトナム傷病兵のロン・コヴィック(原作・脚本もやっている)のことで、1972年のニクソン再選を決める共和党大会に乱入して、即時停戦、ベトナムからの撤退を呼びかけ、全米に知られることになった人だ(売名行為とか活動家のプロパガンダだと冷ややかに見る向きもあった)。彼のその時の活動に共感し、ジェーン・フォンダが企画し制作したのが「帰郷」。映画としては正直なところ今ひとつで、エピソードの羅列という印象を受ける。人とのつながりが次々に切れていく。家族とも対立し、昔の恋人のドナとも。学友のチャーリーとの関係も、そのシーンだけでラストまでつながらない。特にラストはとってつけた感じがする。彼の葛藤の軌跡が、自己矛盾を抱えたままに終わっている。でもアカデミー賞だったんだ。3★ トム・クルーズ、ブライアン・ラーキン、レイモンド・J・バリー、キャロライン・カヴァ、キーラ・セジウィック、フランク・ホェーリー、ウィレム・デフォー、トム・ベレンジャー、ジョシュ・エバンス、ジェリー・レヴィン |
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