投稿日:2011年08月10日 (水) 20時43分
|
フランス映画。この作品はなかなかどうして奥深く推奨すべき逸品です。妻に見下され、さえない毎日を送っているしがない肉屋のオヤジがユダヤ人をかくまい、あげくに殺人、しまいには家族と別れてまで自分の信念を貫き通して国を欺く。始めのころは地味〜〜に見えるこのしがないデブオヤジが少しづつかっこよく見えてくるから怖い怖い。殺人というとんでもない状況になってしまったのには思わずアッけにとられたが、相手はユダヤ人検挙に絡んで他人のプライバシーを売り物にし、正義という偽善のもとに利益を得ているクズ密告者なのだから殺されて自業自得。とはいえこの人物、娘婿になろうかという設定になっているからややこしい。とにかく主役であるこのオヤジの一喜一憂する姿は見もの。4★ ジェラール・ジュニョー、ジュール・シトリュック、ミシェル・ガルシア、ジャン=ポール・ルーヴ、アレクシア・ポルタル、ゴッツ・バーガー、ヴィオレット・ブランカエル、ダフネ・ベヴィール |
|