投稿日：2011年01月31日 (月) 22時23分

イギリス名門校に赴任してきた若き教師チップス。前半は（特に登山シーン）どうにも古く、あり得ない作りで困ったが、むかしはあんな恰好で登山したのか？。時代を背景に彼は成長して行く。教育一途に生真面目で優しく生きたチップス。名門校では戦死した卒業生の名前を読みあげて追悼するらしいが、校長になった彼は同校の教師であった敵ドイツ人の名も読み上げた。若い彼が外国旅行をしたとき、友人が「青きドナウと言うが茶色だ」と言うくだりがあっておかしく思った。幸せであれば「青く見える」のだそうな。この年「風と共に去りぬ」のクラーク・ゲイブルが有力視されていたアカデミー主演男優賞をこの作品のロバート・ドーナットが獲った。３★ ロバート・ドーナット、ジョン・ミルズ、ポール・ヘンリード、グリア・ガーソン、テリー・キルバーン