[935] 綺羅星に非ずとも
投稿者:Keen
投稿日:2004年07月06日 (火) 00時36分
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☆ポルトガル0−1ギリシア
ついにやって来た、ファイナルの舞台。正直、ここにチェコがいないのは寂しい。が、勝負の世界とはそういうものだ。むしろ、ポルトガルが苦しみながらも、ここまでたどり着いて良かった。開催国が早々と姿を消しては、大会は盛り上がらなかっただろう。ギリシアについてはSFで書いた通りなので、繰り返さない。ファイナルはおろか、国際大会の出場経験自体も少なく、開幕戦が初勝利だったというのに、実に落ち着いたゲーム運びだった。 ファイナルというものは、どの大会でも「負けたくない」との意識から、双方手堅く様子を見ようとするものだが、今日は違った。守備重視と言われるギリシアも開始早々から積極的にゴールを狙い、今までのゲームより飛ばしているようだ。だからといって、守備をおろそかにしているわけでもないところがスゴい。あれだけ上がってたかと思えば、すぐに引いて穴を作らず、きっちりコースを塞いでいる。そしてワン・チャンスにハリステアスの豪快なヘッドで、まるでチェコ戦のリピートのようだった。一体どうすれば90分間あんなプレイが続けられるのか?
ギリシアのサッカーから学んだこと。 落ち着いて怯まず、驕らず、仲間を信じて、自分が果たすべき役割と自分にできることをただひたすらに実行するのみ。 地味だが、これこそ極意ではないのか?どんな大スターが何人いても、この精神なくして勝利はあり得ない。またサッカーに限らず、およそ人間が生を営む上で、これ以外の方法論があるだろうか? 表彰式でも「喜び方もこじんまりしてますね」「喜ぶのに慣れてないんじゃないですか」と言われていた、本当に地味なチームである。確かにスペクタクルではないが、充分優勝に値するプレイだった。大会最優秀選手がザゴラキスというのも良かった。得点だけが全てではない。
とはいうものの、やはりポルトガルの「黄金世代」にも勝って欲しかった。若いクリスチアーノ・ロナウドはいい、まだまだ先がある。しかし今大会限りで代表引退を表明したルイ・コスタにとっては……後半のフィーゴとのコンビネーションが、最もゴールに近かっただろう。
振り返って、各国の差がほとんどなくなった、と言っても過言ではないことを明らかにした大会であった。自分たちのスタイルでペースをつかんだ方が勝つ、それだけのことだ。スターでなくても、輝くことはできるのだから。
■[936] 引退……Keen(2004年07月06日 (火) 00時46分)
森山泰行34才で、ルイ・コスタ32才です。 でも、ラーションて森山と同い年だったりします。 んで、来季はバルサに決まったらしいです。 苦苦苦……☆
ユーロ2004、終わっちゃいましたね。 一応、全試合レポも達成できました。 全体通しての感想も、よかったら聞かせて下さいねー。(^0^*
では、おなつみなさ〜い。
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