燃えるような紅葉の下を
キミと歩いた
いつかの秋の日
瞳閉じれば
あの日のキミの笑顔
湖畔の水面に乱反射する
はやくはやく
と僕の手を引いて
枯葉の絨毯を思い切り駆けたよね
ひとりこの道を歩くと
今でも
あの日の幸せな靴音が聞こえてきそうで
つい振り返ってしまうんだ
湖畔に映る夕日を
いつまでもキミと一緒にみていたよね
この場所に立つと
君を抱きしめた記憶が
波紋のように胸に広がる
何度季節がめぐっても
また同じように
ここで色づく紅葉のように
まだ色濃く残る
キミの思い出
色褪せることを知らない
いつまでも輝いたまま
今年もキミは僕の中で
紅く紅く色づく