大きな肩の付け根から
広げた腕は私を包む
まるで傷ついた小鳥を
いたわる親鳥のように
私は貴方の暖かい そして柔らかい羽のような腕で
何も恐れず 何も考えない
貴方の胸の鼓動を耳の鼓膜に刻みながら
私は貴方に溶けてゆく
伸ばした腕は揺りかごになり 草原の風のなびきに乗りながら 貴方と私は滑るように流されて
此処は何処までも続く平和な世界
高らかな小鳥たちの囀りと風の調べで花たちは唄う
もっと もっと 愛を讃えようと
貴方の微笑みと暖かい腕に抱かれた私は
愛してる と唄うだけ
いつまでも いつまでも