足早に過ぎた雨雲のぽっかり空いた天空に
鮮やかに輝く虹の橋。
いつの頃からだろうか?空を見上げる事さえ忘れてた。
小さい頃見上げた空も雲も雨足さえもとてつもなく大きく雄大で。
虹の始まりの場所と終わりの場所はすぐ近く。
直ぐに見つけられると信じて走った夏の日。
虹の正体をこの手で掴みたくて空ばかり見てた頃。
遠い記憶を呼び覚ます
まるで『目を覚ましなさい』と言うかのごとく。
虹は空からの贈り物だと
信じた頃は幸せだった。
どこから始まって、どこで終わるのか知らない方が幸せな事もある。
ただ 素直に信じればいい。
ただ 素直に感じればいい。
あなたと私が出会って
どこへ向かうのか?なんて考えなくても幸せなように…